2015年5月29日金曜日

こずるい思込商品



世の中に「買ってはいけないシリーズ」みたいな物があるが、どうして買ってはいけないのかと言う理由は色々。

消費者の為にならないと言う純粋な警告もあるが、ある種の思い込み信者拡大の為とか、そのスタイルを偽装して自社の製品との差別化や、ライバル会社へのネガティブ広告とか、政治的意図とか・・・。

消費者の健康を害する製品に対しての監視は必要だけど、根拠希薄な自然志向信者、あれはイカン。

どこかにすんばらしい自然志向の教祖様がいるのか、理屈じゃない。何が悪いか良いのかデーターで示しても、一向に理解しようとしない。まさしく信仰。

この分野、世界的自然志向有名メーカーでも混ぜ物がある。データー安全シートの仕組み。これにもね~・・、ある技があって一般にはホンの数パーセントの混成物は記載しなくても(以下省略)

腹立たしいのは、それを日本の物との差別化の為に隠して、イメージ戦略で信者を拡大している事。本当にこズルいのは、そのイメージづけを、自分達メーカーではなく盲信信者にそれをやらせている事。これが汚い。無知な消費者に対して責任を取るつもりが無い。

そう言うイメージ戦略が過剰な製品は当然調べる。
毛色の違うヨーロッパやドイツのデーター安全シート、WHOのデーターシートなど、まぁ思いつくままなのだが調べて、どこが安全なんだか・・。データーシートは安全を保障する物ではなく何が入っているかでしかない。
「Safety Data Sheet」のネーミング自体がイヤラシイ。成分データーでいいじゃん。

幾つか比較検討を目的に調べたことのある人なら判るだろうが、目的が同じ製品なら必然的に似たような物。いや実際はパクリなのだ。(白状:パクった経験あり)数パーセント、これの差。記載されていないナニか、これはなんでしょねー(以下略)。 ww

こんなのをどこぞのセンセやハイカラ工務店などは「ヨーロッパでは・・」なんぞと、したり顔で「いい物知ってる俺エライ」なんてやってるんだろな(笑)それで、信者さんたちが大きくうなずく情景を見てきて、やっぱオラにはオラのプライドと言うかやり方がある。

その信者が求めてるのが、製品ブランドなのかセンセブランドなのかだったら、放っておくけど、違う場合は見ていられなくなる。

自然派指向と自分から言うクライアントがいる。その理由は大きく分けて3つ。1.身体的理由と、2.過敏な事に関しての憧れと、3.ただなんとなく自然の方がいいような気がして。

この中で問題なのは2.これは不幸のダウンスパイラル。無駄にコストがかかり厄介その物。そしてこれは押しつけは禁物なので「気づきデザイン」の暖機運転をせにゃならない。

ダメデザイン(ダミー)を連発して、自分で行くべき(障害が少ない)方向を選択させていくのだが、さりげなくやるけどダメデザイナーとの評価を受け失敗する事もある。(笑)ま、よりよい選択眼を持ってもらう為には多少の犠牲もありか・・ww

そう言う人と不幸にもであった時、実は「お宅訪問」の時、まずは洗剤からちょろっとチェックしている(笑)その他、内緒だが言えないものまで見て、その信仰レベルを判断している。

液体洗剤なんかは、「水を広告費と化粧容器と運賃」を合わせ買いしているような物。性能は数パーセントのナニカで決まる。洗剤屋さん、どこも強いよね。儲かるのは当たり前なんだろうな。

引き受けたのは建築なんだが、建築は希望項目やコストや見てくれデザインの投影ばかりではない。メンタルな投影もかなりある中、これは裏面投影の話かな。