2017年5月10日水曜日

知ってると思うけど sketchup Layout

いまさらなんだけどね。
僕はノウハウ本も読まないのでどこかに書いてあるのかもしれない。世間に疎いので、知ってたらごめんなさい。多分作ってる人は、こんな使い方を望んでいると思うので、その使い方をちょこっと。

sketchupの役目。3次元で描くのを含め、最終的に作る形態の目標を共有するtoolだろうか。そこは図学とかなんだとかのルールは必要無い。どれだけ忠実に目標設定できるかの世界。だから沢山のシュミレーションを行う。

目標設定が出来た後、作るための方法論としての作法が始まる。いわゆる2次元の図面や書類など。sketchupのLayoutはその為のツール。と言っても開発者が僕と同じ考えである訳も無いので作り方の順序は違うが目指している所はそこなのだと思う。
あまりうまくは表現できないが「作ってる人の気持ちをイメージ出来たら使い方も決まって来る」物づくりのコミュニケーション原点。ソフトウェアも同じ。

ま、今の所使いやすくはないのだけど、ちょいと設定をしておくと便利なもんなんです。

という事で、僕のLayoutの設定(Layout作者の気持ちを妄想するww)
Layoutを開くとまずはテンプレートをどうする?と聞いてくる。

このテンプレートがその後作業の決め手になる。いくつか自作したうちの印を読むと・・
 こんな風になっている。平面立面パースと、同じ3Dデーターを視点を変えて読み込んでいる。影付きや白スタイルだったりちぐはぐだが、4つのエリアは同じ3Dデーター。
 Layoutの環境設定を開いて新規ドキュメントをデフォルトのテンプレートを・・
で、この4面読み込みテンプレートを指定しておく。めんどくさい寸法線・黒丸やフォント設定もこのテンプレートにあらかじめ仕込む。割とないがしろにされがちな環境設定だが、これの良し悪しでその後の使い方や能率が格段に変わる。
 これはsketchupの作図状態。
僕はsketchupもレイヤーや、レイヤーのON/OFF・視点などをテンプレートに仕込んであるが、これはsketchup操作の利便性なのでLayoutには関係が無い。
 このデーターをLayoutに送信するとこのようにちゃんと図学の一般ルールの様に表示してくれる。

注意してほしいのは右下のパース。送ったのはインテリアパース状態だったのだがこのように鳥瞰パースになっている事。これはテンプレートでの視点をそのまま継承するという事。
 
という事はアレなんですよ。Layoutテンプレートにインテリアの各視点や断面視点(スタイルと絡む)を仕込んでおくと展開図も断面図も一発でイケるという事にお気づきでせうか?sketchup側のスタイルや視点などもこれを考えてやっておくと何かと使いまわしが効きます。

Layoutの作業で意外なほど時間がかかるsketchupの読み込みはこれで解決できる。それぞれの読み込みゾーンの縮尺やスタイルは簡単に調整できるので3Dデーターは一気に読むことをお勧めする。単独でそれぞれのゾーンに読み込むと、同じであっても別のデーターとして扱うのか、動作も遅くなる様だ。

最初に書いた様に、目標設定&スタイルやレイヤーをきちんとやれば、実質的図面表記はlayoutがやってくれる。他の2次元CadへはLayoutからDXF出力すればいい・・(完全とは言い難いが)。
あんまりLayoutを使っている人がいないもんで、ちょっと言って見たくなりました(笑)

それにしてもlayout、便利なんだけどレイヤーもsketchupと連動してくれないかなぁ。構造も全てマスター3Dデーターとしてsketchupで管理したいんだけどなぁ・・・
BIM目指してるんだったら、それをちゃんとやらんと(笑)
いや、layout作者はsketchupはイメージ専門、Layoutは図学やその他共有の為のtoolと割り切っているのかもしれない(笑)

ちょっと蛇足。

 ちなみに僕はsketchup側のテンプレートに各部位のレイヤーと表示フィルターとしての視点(レイヤーON/OFFのみ)を設定しています。
左は構造部位のみの視点設定。(左上のタブ)
これをLayoutに送ると・・
この様に構造部位のみでの4面図。

同様の方法で構造軸組図、あるいは伏図等にも応用できます。

という事で、僕は徹底してsketchup側でデーターを書き込み、必要に応じてその部位を引き出すと言う方法を採っています。
 
BIMっぽいでしょ(笑)

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