2017年11月14日火曜日

これから少し先の3DCGレンダリング

ちょっとだけ3DCGの話題:(ここ数日色んな情報が来るのだが・・)
このビデオはゲームエンジン。PSなどのゲームを作るソフト。
僕のマシンは相も変わらずこけているのでここまではやれない。
 
ゲームエンジンでのフォトリアリスティック表現はV-rayなどのレンダリングソフトをすでに超えている。いや、正しくはV-ray などの渾身のレンダリング方法は、VR・ARでは用をなさない。後発に素晴らしいものが出来てV-ray等 でアニメーションを作っている時代ではなくなったのだ。

もうCGはマテリアルソースに画像を使用し、レンダリング後にAdobe After Effectsというサンプル素材表現手法は、大きく改善されない限り静止画像だけに限られるだろう。

動的プレゼンテーションは、しばらくはAR・VRをリアルタイムで可能とするゲームエンジンか、あるいはその機能を建築用に抜粋し特化させたLumion・Twinmotion等に集約されていく。
 
V-Rayに代表される画像サンプリング(タイリング)手法の欠点の最大は重たい事。それだけでVR・ARが求めるフレッシュレート(90Hz以上)に不利、そして致命的だ。この90Hzは最低限の眼球移動速度。これ以下だと短時間で酔う。映画やビデオの30Hzのレベルではない。
 
現に3DMaxからゲーム用にデーター移植するときには、それまでV-Ray用に割り当てられたマテリアルは、すべてゲームエンジン用に書き換えなければならない。これはV-Rayも形無し。
 
Autodeskはビジュアルスクリプティングマッピング手法が嫌いなのか、それともただ単に改善策を見出せないのか、意味なく固執しているのかは知らないが、V-Rayをパートナーとして必要以上に重視しているようだ。だが、静止画像ならまだしも、手っ取り早くプレゼンを要求される現場には重たすぎる。

僕はsketchup の前の3DソフトはAutocad(EX2~R12j・2000i)や3D studio max・Mayaなどだった。つまり過去の話。3DCADに関する趣旨が違うと感じてからはsketchupとBlenderに絞った。
 
レンダリングソフトもV-Ray(sketchup版)からPodiumとkerkytheaに移行していたが、数年前このビデオを見たとき、あーまた勉強しなければと焦っている。

このカクカクした動きはゲーム最中のリアルタイムでの再現。ゲームの操作によるもので、マチネ(映画手法)を使うとカメラワークはもっとスムーズになる。映画も技術的には難しくないが・・さすがに時間を取られる。チームで製作可能ならば今のところ一番訴求力のあるプレゼンテーションになる。



補足:
レンダリングの2種について(あくまでも僕のイメージ。うまく言えないw)
ビジュアルスクリプティングマッピングは、物の見え方ルール。
従来のタイルマッピングは、見えるサンプル素材を絵の具のようにパレットに並べる感じ。ルールとサンプル素材(方法論と現物)ではデーターの重さや応用度に大きな差が出る。