2019年5月29日水曜日

Sketchupのダイナミックコンポーネントと独自パレット




参考のテンプレートにはこんな画像があります。
これ、ダイナミックコンポーネントです。

ダイナミックコンポーネント(以下DC)は、動いたり切り替わったり計算したりの動的なコンポーネントで、DCのメニューの中の指型のアイコンを使ってクリックすると変化します。
もちろんDCの、何をどうやっているのかの構造も見れますよ。
これはお遊びなので参考になるかどうか(笑)

足元の四角い柄コレクションは、共有作業や、色彩検討をするときの単なる「色決め」用パレットです。デフォルトカラー(塗り残し)が残っていると、レンダリング結果もあまりいい仕上げにはなりません。
それにレポートやPlugin(Fred6)では塗り面積数量も出せます。

つまり、居間の壁色、天井色、などと名前を付け色決めしておくと、その面積を算出し、そのままクロスなどの仕上げ面積数量になります。色としては同じでも、名前が付いているのと付いていないのでは大違い。やるべきことはやらないと。

でも、これもある程度ルール化しておかないと、色数が増えてしまい、レンダリング時に作業量が増えてしまう。
それを避けるため、マテリアル欄から選ぶのではなく、事前にサッシカラーや外壁などと言う風に、各部位の「色決め」して置き、それをスポイトで転写していく。
後でのマテリアル編集作業は、各部位を探してではなく、このパレット一か所で管理できる。そんな感じです。

今はソフトが良くなって整理が案外楽になりましたが、VRなどの場面でのPBR(物理ベースのレンダリング)など本気レンダリングの時、マテリアル数を増やしていたら・・ヒサン。


FBからの転載

転載

2019年5月28日火曜日

SketchupでのBIM化

この画像は僕のテンプレートをそのままレポートした物をExcelで読んだ画像。基本的な項目ですがたくさんあります。書いたもの全ての文章化なので当然ですね。
どれもこれも重要。
特にQuantity数量,Entity Name名前,Entity Volume体積,Layerレイヤ,Path所属,Price価格・・・などの項目がBIMを構成する項目です。
面積はこのレポート項目の後に出てくるXYZの実寸法で計算するか、あるいは数式型ダイナミックコンポーネントで計算しておき項目属性としてレポートする手があります。
僕がレイヤにこだわるのは、きちんとこの段階でレポートできるかどうかなのです。
描いた物がLayer0に散らばっていては、積算の基本の「どこの、何の規格の何が、いくつあるか」(部品数量表=BOMといいます)の最初の「どこ」の段階でもう迷子になる。(BOMに関して
余裕を見ない実数量だけは絶対に把握しておかなければならない要件です。
でも価格は変動しますよね。現場実行予算なのか、企業実行なのか、設計積算なのか(笑)
さらに制作現場分野では、定尺や板取からのロス分を、均して見込むのか、厳密に板取・定尺取りして加算するのか。 
実は、多くのBIMはそこまでは出来ません。理由はプログラマーが生産工程を知らないから・・それに尽きます。やる気になればできるのにねw
とにかく、それぞれ会社の運営手法によって、価格は様々。
ま、それはデーターマネージメントの考え方一つで、利益目標や工程管理まで可能です。

2019年5月22日水曜日

SketchupのLayer Matrix(レイヤ設定)

レイヤ設定用ファイル。
レイヤ設定は非常に地味で面白く無いし、時間がかかります。
だからそれぞれが、自分だけが判ればいいやと、適当な名前を付けてしまう。
そんな調子なので、時間をおいて他のプロジェクトを書いて、他のデーターを読み込むと・・・
レイヤ名が異なるので(適当に命名してるので)レイヤをマージさせるにも一苦労。
他人のデーターならば、いくら良いデーターでも、大変な作業量になってしまう。
そんなのは嫌だ!

と言う事で、作ったもの。
当然非常に地味だけど、作図ルールなんてものはそんなものです。
このファイルにはレイヤが241あります。
これらの文字はそれぞれ別のレイヤ。文字列がそのままレイヤ名になっています。
Sketchupを2枚立ち上げ、この中の作図する部分またはエリアを、コピーしてもう一方に張り付ければレイヤ設定完了。2019での一点鎖線等のレイヤ設定も行けます。
コピーした文字図形はもう用済みになるので捨ててください。
変態Sketchupの癖を利用しました。

共同でプロジェクトを行うとき、一番最初のこれを忘れるとヒサン。
とてもデーターを活かしきれません。

もう面倒だからと、基礎的管理も何もなしにVRに行っちゃいますか?
VR(バラ状態)で編集要求が出たら地獄。
VRの世界はLayer管理ではなく、オブジェクトの名前での管理の世界。
さらにバラバラになりますよ。
 
せめてこの段階で一旦整理しておかないと泣きを見ます。
Twinmotin使うから大丈夫・・??(笑)

ダウンロード 2019/06/01

なんで日本語じゃないのか。
え~と・・・、この方がカッコいいからです。
もう、あなたをサポートする人が日本人とは限らないんです。

用途の分からない変な名前のレイヤがある。
変なので消してください。使い道は説明がめんどくさいのでその内。

SecPlan
中に~_SecPlan_F(F=水平、V=垂直)は、こんなこと(詳細図等)を書く必要がありそうな所に仕込む断面平面レイヤです。
2つ以上の断面平面の表現は、独自のレイヤーを持ってないと非常に邪魔くさくなりますよね?。

そのオンオフはシーンで設定しておくとLayoutにスムーズに反映されます。
建てる順序などの動画などでは、よく見られる複数の断面平面。
そりゃ動きがあって面白いですけど、ディテールまで3Dで表現する場合は必須の小道具。

それに、矩計図や断面図・展開図・平面図・天井伏せ図など、平行透視の図面化表現にはこのコントロールとシーンテクニックが必要になります。
視点が異なる構造図には構造用として、~S_secPlan_を用意しています。
軸組図を書くには必要ですので・・。
















照明効果レイヤ
レンダリングソフトなどで、見える照明器具と見えない光をコントロールする場合があります。昼間なのに夜の発光をさせているレンダリングを見ますが、あれっておかすいと思いませんか?(笑)
昼間は消しましょう。それだけで昼の演出と夜の演出の2枚が簡単に出来るでしょ?
これも省エネww

2019年5月20日月曜日

Sketchupのテンプレート

Sketchupのテンプレート

通常より重たいテンプレートです(笑)
ダウンロード 2019/06/01
2018で作成してV8で保存しています。

用途
これはLayoutデーター送信を意識しています。
適当な簡易モデルより、レイヤとシーンが主役。
各階の平面図と構造図。それとあと少しの操作で展開図まで出力と言った感じ。
(Layout側の標準画面設定併用)

基本的な考え方
このテンプレートはマスタープラン用

  • webのfree Sketchupを使う場合は、マスタープラン作成後アップロードしてから、各業種への配布や分岐する方法で共有できると思います。


各階は設計密度が上がるにしたがって、それぞれの階などでコンポーネント化され、別図で編集され、インクルードなどで再構成されて行くと思いますので、レイヤ構成は最小必要限度で止めています。(更新するのでコンポーネントは解除しない前提)

レイヤ名は・・これも色々な考え方があって(笑)
色んな書き方・分類方法がありますが、基本はやはり、階(位置)とレイヤ分類。 
VRなどで使われるゲームエンジンは文字検索が強く、IFC分類よりコンポーネントを特定しやすいのが特徴。
もちろんIFC併用でも何ら問題は無いでしょうが、名前での分類は継続しておいたほうが得策ですね。
 
どうやって使うの?って聞かれると面倒なので。
簡易モデルはそのサンプル。使う直前に消してください。
レイヤとシーンだけが必要なのです。
階別平面断面は床上1000。
書かれる基準階高に合わせて、階ごとそっくり上下させています。
縦断面は階ごと・全体との兼用ができるよう、あえてレイヤの縛りをしていません。

通常、作図したオブジェクトは最低限グループ化して、何を描いたのか、それはどこの何か、ひたすら名前つけとレイヤ分類する。これをやらないと共有出来ません。
それに分類をしないと、いつまでもグチャコのままです。
手軽だからと言ってグループにグループを重ねていく。
多層グループ化していくと、最下位コンポーネントの編集・・どうしますか?

シーンタブを押しながら、アウトラインやレイヤ一覧の動きを見れば、何をやっているのか分かりますよね。

追記。
階の境目の床。
Slab(床版)とFloor(床仕上げ)とは、階を分けています。
いわゆる「2階の床」と表現があったとしても、構造の「床版は下階の工事で作られる」と言う事に由来しています。

普通に読み込んで、ファイルで「テンプレートとして保存」で、次回からテンプレートとして選べます。レイヤ設定が面倒な時用・・かな?