2016年7月1日金曜日

SU:レイヤーはテンプレートに仕込む

僕のレイヤー分けはこんな手順。
初期段階から行くとまずは壁・床・天井・家具という風にざっくりと構成部位に分けます。
とりあえずの作図効率と目標デザインの空間構成優先。

CADは、いわゆる「図学」を引きずっていますが、3Dの場合は、紙の上ではなく物への準備。
紙での方法論は他のソフトで。
これイチイチ書くのは面倒なんで、適当に作って読み込みテンプレートとしてます。
使わないレイヤーは後で消せる(ずぼらなので消さないけど)
DIM(寸法)やEDIT(文字)は必要に応じて適宜追加です。

描いていくと必然としてその部分部分でグループにしなければならない要素が出てきますので、グループ化やコンポーネント化と同時に最初に分けたレイヤーに投入しています。床壁天井家具などはこの段階ではまだただのBOXだけのコンポーネントです。
 
家具や壁天井など空間のレイアウト決定後、podiumの無償plugin「EditInPlace」(http://www.sketchupjapan.com/registered-user.php#edit)
で、グループやコンポーネントを個別図面で編集加筆。必要があればここでもレイヤーやマテリアルを追加。
右クリックでのポップアップメニュー。
EditInPlace で、別窓でSUが立ち上がり読み込まれる。

このプラグインは手放せません(笑)僕にとっては間違いなく最重要プラグインの一つ。
最初書き始めの図がマスターデーター(親方)なら、これでサブディビジョン(細分化)の、天井だけのデーター・家具だけのデーターなどと部位や目的別に図面を組み込んでるとレイヤーの事などあまり気にせずとも、案外まっとうに応用が利くデーター構成に(笑)。
 
この構成部位別レイヤーにざっくりと分けるというのは、後々の変更に対処するためと密度を必要に応じてあげるために必要。
家具などは、最後には定尺板からの板取やんなきゃ面白くないし、建築部位ではざっくりとでもコストをはじき出さなければなんない(BIM)。
 
くそ重たくなるマスターデーターのレイヤーコントロールなんぞやらないで(こけおどし。作る側の人には何の役にも立たない)自分の関係しているデーターをきっちりやると言うのがCAD化分業の本来のやり方かと・・。