2011年1月29日土曜日
路上のソリストを見る
録画してあった「路上のソリスト」を見た。webにもあったので写真を借用する。
精神的に不安定なチェロ奏者と新聞社のコラムニストにあった実話。
予備知識はなかったが、「路上」からホームレス関連である事は容易に想像できる。若いころ、その経験もあるので題名に惹かれていた。
経験といっても、今で言うホームレスとは意味が違うのだろう。ただ住むところが一時的になかっただけ、好きでやっていただけなのだから深刻さも何もない。ただの、面白半分だった。
それにしてもアメリカのホームレスの人は全財産をショッピングカートに乗せている。日本ではリヤカーだろうか。
いずれにしても、「定住者」と比べ、カートに乗せられる全財産の量の少なさが「敗者」とのいわれなき烙印を押される。
財産ねぇ・・・。借家住まいであっても家財というような財産がある。家持ちなら不動産を所有。
うーん、なんだかなぁ・・。財を成す事が人生の成功者ではない。アラ還になって、違うと言う事がわかってくる。
案外人が持てる物は、個人的趣向や金銭的価値に換算できる「財産的演出小道具」を捨てると、ショッピングカートで十分なのだろう。僕のは多分、DVD一枚に収まってしまう。
商売上、設計屋なので大邸宅も面白いのだが、裸の人としての尊厳・アィディンティティまで載っているショッピングカートに傾向してしまう。
などと考えていると、カミサンに必要十分なお金もちになりたいねと言われてしまった。申し訳ない・・。
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