2011年12月19日月曜日

息子の所から帰ってきたカメラを見直す。

この写真はDP2
1999年製造の古いデジタルカメラ。
久々に眺めてみた。



今話題のオリンパス社。
ここのCAMEDIA C2000Z

バブル崩壊後遺症の頃。
携帯電話にはまだカメラが付いていなかった。
それまでの仕事のメモを、独自のリレーショナルデーター型の携帯サイトはNPO分野、本業は画像メモ型とに分けた。

さすがにあの時代で、本業分野の日常データーをリレーショナルに整理するのは厳しかったのと、現在の大企業ならばまだしも、一人の活動管理にはSQLは重たいシステムだったからだ。現在のインターネット普及度合いならば丁度あの頃のシステムが手頃なのだろう。

とにかく毎日カメラを持ち歩く習慣がついたのはこのカメラのおかげ。


それまでの銀塩一眼はこのカメラ以降お倉入りになった。現在このカメラのカレンダーのバックアップはもうダメで、電池を入れ換えるごとに1999年に戻ってしまう。

このカメラの200万画素と言えば、今では携帯電話のカメラ機能の半分以下、webカメラ程度だ。
ホコリまみれだったが、掃除をして写してみると、意外にまともな画像が出てきた。
(ノイズなどは別にして)

このカメラで、今普段持ち歩いているDP2を撮った。僕の居間の照明は一般家庭よりも薄暗く、条件は悪い。絞り開放でシャッター速度1/2~1/10秒で手持ち、もちろん古いので手ブレ防止の機構はない。ホワイトバランスもオート。以下撮ってそのままのJPG画像(編集なし)

ん?悪くない。




マクロも健在だ。













貧弱に見せるための赤テープの剥がれかかった糊もいい感じにでた。

オリンパスCAMEDIA C-2000ZOOM

本体価格(税別) \113,000



マクロに強いズーム付きカメラ。モノ撮り機に復活かな。

今はISO感度とノイズ処理でデジカメ技術競争が激しい。
だけど油絵経験のある人はノイズを気にするのだろうか・・とふと思ってしまう。
写真業界では一笑に付されるだろうが・・・。

ノイズが印象派の筆タッチに時たま見えてしまうので、僕は気にならない。
全体に黒であっても黒一色ではない、いろんな色の残像があってもそれもアリだと、むしろ自然と・・・。そのまま写真プリントの用途ではない場合、ノイズなどどうだってよくなる。用途や編集の腕次第だ。ノイズ処理とは平たく言うと色ボカシなので、きれいにはなるがのっぺりの絵にしかならない。

しかしまぁ、綺麗な画像を追求することでノイズ発生を減らす技術を頑張るのはいいが、一方でトイカメラ風の画像やらノスタルチックな加工画像(ピクチャーエフェクト)機能をウリにしているカメラ業界は矛盾している。

それらも編集側の仕事。編集ソフトが潤沢にある現在でも、それを十分に使いこなせる中級者向けの(ビギナー向けではない)カメラにまでそんなオマケを付けている。

ブルータスお前もか! この機械にだけは初心者用オマケは付けて欲しくはなかった・・。

楽しみにしていただけにこの部分はちょっとがっかり。
なのだが、なぜか気になる・・ヤバイ・・。
Posted by Picasa

0 件のコメント: