2016年5月24日火曜日

BIMはこれからを見通しているか

BIMの方向性について:
前記事のビデオは最終的にDWG形式を前提にしている話だ。
なぜその会社に集約させるのか。(CAD技術発展ではなく、自社勢力発展戦略的な事しかやってこなかったautodesk社を軸に置いてるのが気になる)

 
現在のようにHDDやPCの性能が進んだ以上、各種のデーターは(現段階では)汎用性・拡張性の高いXML形式にすべき
(万能ではないにしても)
DWG(DXFも含め)データー形式は欠陥が多過ぎ、先が詰まっている。
DWGはソフトの勢力が強かっただけで、万能なデーター形式では全くない。
xml形式であれば、3Dソフト類からでもリレーショナルデーターベースからでも、あらゆるテキストソースが読めるアプリケーションからでも、アクセスし応用できる。

ちょっとでもBIMを社会的共有資産として役立てようとするならば、重要視すべきはデーターの拡張性。それをデーターの構成目的要素にすべき。いや今の所BIMはそのような広義な社会的意義がある物とは認識されてはいない。だが、それは産業全般としてこれから重要になる要素だ。

その視点に立って見ればxml(可変長データーベース形式)は、作業としても、欠陥や限界のあるDWG等の図形方言のような有力データー形式に追従し、選別・切り捨てして納めるよりもはるかに楽だろう。

もはや各種のデーター集積として「物」を扱える時代。「物」から抽出された図形だけのデーターにすべきではない。また一対一のリレーション様式だけでは時代にそぐわない。
グローバル化は経済だけの話ではないのだ。人類がより幸福になるには、さらに学術的に、各専門分野を乗り越えた学際的な進歩を共働して遂げなければならない。
 
その為の方法論であるクラウド化や各種ビッグデーター応用世界を目前にして、このちっぽけな改善方法は、何だ!?と思う。

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