2017年12月22日金曜日

漏らしてるなぁ・・・

いやね、北海道の建築技術者ではもう常識なんだけど、まだやってる所があるのよね。多分「こんなもん」と軽く見てるのだろうけど、残念な建物が実に沢山ある。

これは、素人さん向けへの説明のために書いた模式図。
本当は有限要素的な複雑な絵に(いや原理は簡単なんだけど)なったりするので手を抜いている。鉄筋とコンクリートとでは伝導率が違うし・・メンドクサイ。

鉄筋コンクリートの様に熱の伝導性が良い建物は、ちょっと甘く見てると熱がどんどん逃げる。均一なコンクリートとして熱の流れる所から等間隔で、単純に伝導レベルごとに番号分けすると、こんな感じ。

これが、意外と出来ていない。設計者側もなんだかな~。物の本に「こうやってやる決まり」と書いてあるからやったってレベル。あ~この設計者は現場を監理したことが無いなとすぐわかる。
監理をやって現場で冷や汗をかきながら、そのフィードバックで建築の質を上げていく。その経験がない・・・。
駄目でしょ(笑)  

いや、実際は難しい所もあるんだけど「これ大事!」と思っていればそんなに妥協もしないと思うんだけどなぁ。

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