2017年12月20日水曜日

「天声人語風アプリ活用」NHKのドキュメント「脱炭素革命の衝撃」

NHKのドキュメント「脱炭素革命の衝撃」
SNS上で妙に評価が高いのだが、そのほとんどが朝日やNHKが大好きな人たちなので、なじみやすいように「天声人語風メーカー ver.3.1」を使って下書きを吐き出しまとめた。(画像添付)あまり手を加えるとアプリ作成者に失礼なので編集は最小限にとどめた。
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「脱炭素革命の衝撃」このドキュメンタリーの中でNHKは、日本企業は世界の脱炭素ビジネスに遅れを取っていると主張している。しかしちょっと待って欲しい。日本企業は世界の脱炭素ビジネスに遅れを取っていると主張するには早計に過ぎないか。

NHKの、地道な日本企業への取材が欠けているのか、日本企業を啓発と思ってかの真摯な姿勢が、今ひとつ伝わってこない。
例えば、日本企業からは世界風潮に流されて突出したグリーンエネルギーその物をビジネスにしてはならない。ましてや他国を食い物にするようなビジネスでは長続きしない。エネルギー問題はバランスこそがカギと主張するような声もある。このような声にNHKはもっと謙虚に耳を傾けるべきではないか。


思い出してほしい、過去にも何度もNHKは日本企業の叫びを無視している。NHKは過去に、日本企業のいくつもの地味で真摯な技術を、世界に遅れているかのような報道をし、間違いであるかのような発言をして、批判を浴びた。


確かに日本企業には世界のエネルギー風潮に流される投資家に対して「真のエネルギー対策とは」とのアピールが弱い。という問題もある。だが、心配のしすぎではないか。NHKの主張は一見一理あるように聞こえる。この番組全てが間違いであるとは言わない。


しかし、だからといって本当にNHKは日本企業は世界の脱炭素ビジネスに遅れを取っていると主張できるのであろうか?それはいかがなものか。的はずれというほかない。事の本質はそうではではない。その前にすべきことがあるのではないか。


例えば、現実問題として将来に渡っても開発途上国が得やすい石炭などの化石燃料を低炭素化させる技術や地熱発電技術などは、十分に世界環境の向上に貢献するものだ。
NHKは公共放送として、日本国民が持つ技術や考え方・企業モラルなどの広報を担う一員として責任があることを忘れてはならない。


NHKの、今回報道しなかった部分には危険なにおいがする。一帯一路の方策による皆で同じビジネスをすれば「先行者が儲かる」とのストーリー作りだったが、各方面の声に耳を傾けてほしい。
NHKに疑問を抱くのは私達だけだろうか。


日本企業が世界の脱炭素ビジネスに遅れを取っていると報道したことに対しては、大手ばかりではなく中小の日本企業の反発が聞こえる。よく考えてほしい、この番組報道の趣旨、「化石燃料を扱えばグリーンエネルギー政策ではない」とする事こそがバランスを欠いたものなのだ。


エネルギー問題その物ではなく、投資と言った視点でのみビジネスを語ってはならない。ビジネス化は世界に存在する問題解決の方法論であって、ビジネス収益そのものが目的であってはならない。


NHKもそれは望んでいないはず。しかしNHKは投資先としてエネルギーを見ているだけで、特に中国企業の取組は物量で先行しているだけで有って技術的に先行しているものではない。ましてやその地域や国の将来像など全く考慮していないではないか。それをさも正しいかのように取り上げ無用な脅威を抱かせることは、日本企業としての他国の地域社会への貢献や、その背景にある良心や目的を見誤せる事にもつながる。
日本企業は世界の脱炭素ビジネスに遅れを取っていると、思い込ませる事はあまりに乱暴だ。NHKは再考すべきだろう。


繰り返すがNHKは特に中国企業の物量先行の取り組みを見せ「もう議論している段階ではない、実効あるのみ」との中国企業インタビューと、日本企業の無念の涙を取り上げた。印象的なこの2者の取り上げで、無用な不安を抱かせることに番組では成功している。

 
しかし、日本企業が悔し涙をしたのは、日本の取り組みの遅れではなく、世界中の投資家の無理解に対してなのだ。NHKはそれを報道していない。

NHKのこの番組は波紋を広げそうだ。今こそ冷静な議論が求められる。









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