2018年4月2日月曜日

雨漏り電話。直感が一番正確。

20年近くの前の物件:「雨漏りがする」と電話。「設計屋は図面を書くだけの仕事、図面が出来上がった後は地元建設業者がやる」と、お払い箱になった所(笑)。業者としては設計屋は目の上のタンコブ。依頼主に「あんなボケっとした顔の奴はいらね」とでも進言したのだろう。
だが、業者もいい加減な仕事しかしなかったらしく、結局は一昨年総点検し改修を指揮した。新築ならば新しい建材を使って専門業者が手分けするので比較的簡単だが、修理となると部材の取り換え・張替えでは済まない。
支障がでた原因とその対策を組み上げられないのであれば、ただの化粧直しになってしまう。多くの依頼主は「更新された見かけ」に安堵してしまうのだが、実は新築以上に高度なノウハウが必要になる。 「雨漏りではない」これは確信していた。僕が自分で施工しノウハウを業者に伝授している。嘘みたいな話だが僕は雨漏りならば感じることが出来る(笑)
それは水道由来、隠蔽された管に問題がありそうだと直感していた。サーモグラフィーで水の経路をスキャンするが見当たらない。原因がわからなければ手の打ちようがない・・・が、「あの壁だな」と根拠なく感じていた。依頼主にもアソコが怪しいと言っておいた。
そして、設備業者等は水道由来ではないと断言してきた。根拠は残留塩素を計測したとのこと。残留塩素は数日間で計測できなくなるので根拠としては希薄。要は逃げである。しかし依頼主はそれを信じている。信じちゃったらこっちも困っちゃうのだ。
数日状況を見て水滴が止まらないのであればどこからかそれが供給されている事は間違いないので2・3日様子を見てほしいと説得し帰ってきた。
案の定止まらない。ようやく施工した設備業者を呼んだらしい。そしてその施工業者はあそこだと言い当てたとの事。つまりは「あの壁」だ。ユニットバスの背面壁、何のことはない当時から心当たり(なにかしらの・・)があったらしい(笑)
さすがに「あの壁」まではわかっても修業が足りないのでまだ透視は出来ない。ユニットバスも20年・・・。シーリングはカビだらけだが深部はまだ密着している。FRPにはまだクラックは入っていなかったのでもう少し使える。コストパフォーマンスを第一に考え、見かけは悪いが旧配管を遮断し、新設露出配管で対応させることとした。いずれユニットバスも取り換え、その時にやり直せばいい。
すっかり視覚は年のせいで鈍ったが、何かしら補完する感覚が出来るものらしい。

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