2018年4月9日月曜日

まだまだ描けない

一つの素材で異なる強度の物を効率的に作るとなると・・・
単純な方法は密度を変える事だろう。
ソリッドな内部構造をもし生物が支えるとしたら、力が集中するところには
密集し、そうでないところは粗い密度になるはずだ。人海戦術・数の論理等、
その辺のことを何というのかもわからないが、均等密度で支えるはずがない。
だが、それを描く事も何とも難しい。これはまだ一定ルールでの初期描画。
自律的に隣接する気泡同士は生物と同じように、ある一定の世代を経て
均等に構成される・・・と想像できる。気になるのはその先

 骨は表面が固く(密度が高く)中心部は粗い(密度が薄い)。同一成分で創るならば必然的かつ合理的な構造だろう。
建設構造素材ではそういう素材は無い。強度が均一な世界である。
だがそれは人工物だけの特殊解だ。(ただし有るか無しかの2段階ならばパイプ類がある。)

 画像はまだ描けない。35年ほど前に均等な気泡、ある一定の条件(無重力)の場合、言わゆるシャボン玉の連続状況が最小限の材料と空間を満たすのだろうとそのモデルを作った。(古くなって奥さんにゴミとして捨てられたのだが・・)同じ表面張力で空間を拘束するとある一定の時間(世代)で均等になった。それらの条件が均等でない場合にはどうなるのかそれが気になっていた。CAE風に言うとメッシュの密度が異なる。

 ザハ・ハディットが設計したキールアーチの建物はそういう構造素材を求めてのデザインだったのだろうが、そんなものは無いので形だけを「それを夢見て」表現しただけだった。
それを理解せずに、夢も希望もことごとく無くした日本の支援設計事務所はソリッドな圧力釜デザイン。あれはさすがにザハハディットを侮辱していた。デザインの趣旨の流れすら汲まないやっつけ仕事だった。

だからと言う訳でもないが、ザハの求めていたものには興味があった。細胞構成を都市計画まで飛躍させるのはどうかと思ったが、とにかく彼女が有機物をモチーフにする傾向前からだった。今日来た本、状況に合わせてメッシュ密度を算出する方法論は出ているだろうか・・・。
密度を変えることでの材料強度の研究はまだ発表の段階じゃないのかもしれない・・。

コンピューター化された時代でもモデル化するのは極めて困難。
それほど自然界は素晴らしく合理的にできている。人間もまだまだ・・という事か・・。

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