bantou's Blog
PAD-Net番頭の「悪文御免!そのままブログ」。 物作り途中に湧くブツクサ文をメモ。
2021年7月14日水曜日
2021年3月14日日曜日
2020年5月30日土曜日
2019年12月9日月曜日
新しい方丈庵(TinyHouse)
久々の更新
とりあえず現段階の方丈庵。
もはや言うまでもないが鴨長明の方丈記に出てくる方丈庵3.03m×3.03m
の広さをテーマにした住居計画(お遊び)。
これでも北海道での高断熱。今までは、鴨長明の住居条件(大八車2台で運搬できる=移設可能。これは2tトラック2台として移動可能)に加えて、副次的に1-4名が、打合せや食事が可能なリビングコーナー
別に資料を広げて仕事ができるワークスペース。常時転がれるディベッドと
シャワートイレ・キッチンなどを含めた建物を、ほぼ一人で建てられると言う条件を入れていた。
北海道の場合は外皮の必要断熱材厚が通常地域よりも厚く、この小さい3m建築を作ろうとするほど寸法条件が厳しくなる。今回は上記に加えて、図中には見せてないが、そういった建築工法で解決できない部分は、損失熱量をカバーする方法として蓄熱エネルギー利用を想定している。
2019年9月16日月曜日
お菓子と建築素材
フォームドコンクリート(軽量気泡コンクリート):
日本の既得権益グループによって排除されている素材である。
このビデオはその素材例。工法自体は日本の建築基準法には適合していない。
日本では軽量気泡コンクリートは100%の確率でALCとされてしまう。
だが、海外ではそれはもはや根本の製法から違う。ALCはセメントペーストをアルミの粉末で発泡させたのを急いで固めた物だが、海外のフォームドコンクリートは十分に泡立てた独立気泡体をセメントペーストに混入させる事を言う。
ケーキでいえば、ALCはベーキングパウダー(アルミ粉)を生地に混入させて化学(水和)反応で、型枠内で発泡させる。一方海外の気泡コンクリートは、ケーキの形を十分維持できるほどに、泡立てたメレンゲ(卵白)のようなプレフォームを手早く混ぜて焼き上げる。そのぐらいの違いがある。
プレフォーミングはお菓子の世界では「別立て」と言ってひと手間かかるが、誰でも均一な生地を得られる。
ホットケーキと普通のケーキとの断面を見ると気泡の形状が全く異なるのが判る。
それは連続気泡と独立気泡の違い。
さて、どちらがお好みですか?(笑)この泡の違いは建設材料の性能にもほぼ同等の性能比がある。
軽さや弾力その味わい(これは嘘だが)
日本ではこの軽い軽量気泡コンクリートは作られていない。
北海道ではちょっとしたことで深刻な凍害被害につながるALC。
JIS規格認定で縛って、巨大な設備がないとできない国産ALCと、小さなプラントや左官屋さんのミキサーで簡単にできるフォームドコンクリート。物的性能にはさほど差がない。むしろ左官屋さんの方が良いものが作れる。
今後3Dプリント用気泡コンクリートが要求される時代になる。
国交省もそろそろ既存メーカーのガードマン役ばかりやっている場合ではない。
真面目に取り組んで欲しいものだw。
PS
蛇足だが、そういえばALCが水に浮いている所を見たことがない。
比重は0.65と木材レベルなのだが・・w
フォームドコンクリートはずっと水に浮いていられる。
日本の既得権益グループによって排除されている素材である。
このビデオはその素材例。工法自体は日本の建築基準法には適合していない。
日本では軽量気泡コンクリートは100%の確率でALCとされてしまう。
だが、海外ではそれはもはや根本の製法から違う。ALCはセメントペーストをアルミの粉末で発泡させたのを急いで固めた物だが、海外のフォームドコンクリートは十分に泡立てた独立気泡体をセメントペーストに混入させる事を言う。
ケーキでいえば、ALCはベーキングパウダー(アルミ粉)を生地に混入させて化学(水和)反応で、型枠内で発泡させる。一方海外の気泡コンクリートは、ケーキの形を十分維持できるほどに、泡立てたメレンゲ(卵白)のようなプレフォームを手早く混ぜて焼き上げる。そのぐらいの違いがある。
プレフォーミングはお菓子の世界では「別立て」と言ってひと手間かかるが、誰でも均一な生地を得られる。
ホットケーキと普通のケーキとの断面を見ると気泡の形状が全く異なるのが判る。
それは連続気泡と独立気泡の違い。
さて、どちらがお好みですか?(笑)この泡の違いは建設材料の性能にもほぼ同等の性能比がある。
軽さや弾力その味わい(これは嘘だが)
日本ではこの軽い軽量気泡コンクリートは作られていない。
北海道ではちょっとしたことで深刻な凍害被害につながるALC。
JIS規格認定で縛って、巨大な設備がないとできない国産ALCと、小さなプラントや左官屋さんのミキサーで簡単にできるフォームドコンクリート。物的性能にはさほど差がない。むしろ左官屋さんの方が良いものが作れる。
今後3Dプリント用気泡コンクリートが要求される時代になる。
国交省もそろそろ既存メーカーのガードマン役ばかりやっている場合ではない。
真面目に取り組んで欲しいものだw。
PS
蛇足だが、そういえばALCが水に浮いている所を見たことがない。
比重は0.65と木材レベルなのだが・・w
フォームドコンクリートはずっと水に浮いていられる。
2019年8月27日火曜日
僕のPhotoScanの小道具
今までのpoint cloud系のスキャン方法は VisualSFM + MeshLab だったが、応用範囲が広く自分に合った方法や落としどころを見つけ出せなかった。でもこの MeshRoom にしてからは3Dにするまでの工程を一連で行ってくれるので試行錯誤も楽になった。
他にも有料のソフトもあるが全く必要が無いと思う。
ただ、写真から3Dを行う。 と一言でいうと簡単な操作のように思うかもしれないが、この道に入ろう(踏み外して入る?)と思う人は、それなりの苦行なので心して楽しんでください。
必要な道具は、カメラ(何でもよい)、MeshRoom 、3Dソフト(Blender) + 根性 のこれだけ。
カメラは一眼である必要は全くない。もし一眼を使うのであれば、建築土木の広範囲の物であれば広角レンズ。人体より小さいものであれば標準や望遠など、必要なターゲットにピント合わせが得意なレンズ。背景をぼかした写真は解析時間の節約になります。
僕の場合は90%スマホ。大きい物をスキャンするので広角気味であるのと携帯性。時には撮影漏れがないように動画で取ってコマ落としをしている。
2019年7月17日水曜日
2019年6月27日木曜日
2019年6月25日火曜日
ミケランジェロのラオコーンを3Dデーターにした
昨年の7月上京し、ミケランジェロ展を見てきた。
展示物に圧倒されながら、一番最後に撮影OKのレプリカがあった。
僕はもちろん、もう最高にうれしくてスマホで激写(笑)
人目もあるし一緒に行った友人も、僕と距離を置いて遠巻きに・・。
あんまり派手にカメラマンをやると体力を消耗するのでほどほどにしたが・・
美術館の帰り道、これはきちんとした3D用のPCを作らなければならないなと思った。
で、ケースにも入っていない、ベニヤPCは出来上がったんだけど、法律の方に進んじゃって、この3Dをやることをすっかり忘れていた。
先日札幌出張時、ある彫刻を見て思い出したので、昨年撮ったミケランジェロから3Dスキャンデーターを作成した。
展示物に圧倒されながら、一番最後に撮影OKのレプリカがあった。
僕はもちろん、もう最高にうれしくてスマホで激写(笑)
人目もあるし一緒に行った友人も、僕と距離を置いて遠巻きに・・。
あんまり派手にカメラマンをやると体力を消耗するのでほどほどにしたが・・
美術館の帰り道、これはきちんとした3D用のPCを作らなければならないなと思った。
で、ケースにも入っていない、ベニヤPCは出来上がったんだけど、法律の方に進んじゃって、この3Dをやることをすっかり忘れていた。
先日札幌出張時、ある彫刻を見て思い出したので、昨年撮ったミケランジェロから3Dスキャンデーターを作成した。
展示してあった「ラオコーン」のレプリカ |
3Dスキャン結果 荒めにデーターを作成している。 |
使い勝手がいい(普段使いなので)、Sketchupにまとめている。
像の頂部の黒い部分は撮影できなかった部分。
レプリカの高さは2mぐらいあったので脚立でも無ければ写せなかった。
Skechup 3Dメッシュ |
うん、とりあえず去年からの課題、一段だけでも階段を昇れたようだ。
2019年6月2日日曜日
SketchupとBIM。Pluginからの出力
これはBIM専用Pluginを使わないで、汎用性のあるそれっぽいものを構築する例。
SketchupでのPluginでWisext ST2XLというのがあります。
指定したオブジェクトのデーターをExcelなどに出力する。面積表などに使用していますが、それをもう少しそれっぽく、RCボリュームや部品数などを集計していきます。
先に使うExcelファイルを決めて出力するという形式。
SU標準のレポートよりは使いやすいが、グループやコンポーネントの中身(階層内容)までは出力されません。
これはPluginだからと言うのではなく、SUのレポートでも同じ。
またSUレポートでは無名の「グループ」は、体積や面積を持っていても、中身がコンポーネントであろうとも、ひとまとめにされてしまいます。
下の画像は、建物だけを指定し、Wisext ST2XLで出力されたものをレイヤ名でソートした例。このPluginの場合、無名のグループでもレイヤ別になっていれば個別に出力します。(SUレポートはひとまとめ)
SketchupでのPluginでWisext ST2XLというのがあります。
指定したオブジェクトのデーターをExcelなどに出力する。面積表などに使用していますが、それをもう少しそれっぽく、RCボリュームや部品数などを集計していきます。
先に使うExcelファイルを決めて出力するという形式。
SU標準のレポートよりは使いやすいが、グループやコンポーネントの中身(階層内容)までは出力されません。
これはPluginだからと言うのではなく、SUのレポートでも同じ。
またSUレポートでは無名の「グループ」は、体積や面積を持っていても、中身がコンポーネントであろうとも、ひとまとめにされてしまいます。
下の画像は、建物だけを指定し、Wisext ST2XLで出力されたものをレイヤ名でソートした例。このPluginの場合、無名のグループでもレイヤ別になっていれば個別に出力します。(SUレポートはひとまとめ)
Pluginの検索視点は、何がどこにあるか(くくりが小さい)
SUレポートの検索視点は、同じもの・違うものがどこにあるか
色んな使い方が考えられます。ただ、自分一人で描いて積算し、Layoutで図面書式にすると言うのであれば、自由に使えばいいのです。
でも僕は、アウトソーシングを含め、チームとして仕事をする場合は、どんな場合でも共有できる低いレベルの技術から始めるのが効率的と考えます。
障害が少ない、例外なく使える=一元管理できるのが一番です。複雑なものより間違いなども特定しやすい。そういった意味でレイヤ名は部位の階層的につけ(下記メモ)、他のソフトにエクスポート時にも手がかりとなるように構成しています。
- SUではレイヤ階層は出来ない事と、グループやコンポーネントを解除した場合、部位に関係のない(所在不明)レイヤに拡散してしまうのを防ぐため。拡散するとレイヤオンオフの作業量作業時間は、圧倒的に増になります。
多くのBIMソフトは、部品を入力時に多くの情報を入力するよう要求します。
物件として確定していない状況で、またはプランとして精度が高まっていない段階でも・・。つらいですよね。
正直言うと設計者はそんな不確定要素は後回しにしたいんです。
先に決めてしまいたいものが山ほどある。今はアバウトでいいんだよ・・と、設計者は考えているのに。でもBIMプログラムはそれを許さない(笑)
これは、ならば、どうするかって話です。
テンプレートとレイヤマトリクス
重てぇ・・切り替えが大変だとのブーイング。やかましいわい!クソだと思ったら使うな、ボケ!で終わるところなのですが、ヒント。SUは文字表示がチト苦手なので、レイヤとアウトラインの欄の頭▼をクリックすると平常速度になります。
それと、テンプレートのデザインが気に食わんという人。まぁ好きにしたらいいと思いますよ(笑)
で、レイヤマトリクスですが、なんでこんな表を描いたのか・・ですが、まとめて選びやすいようにです。
一例ですが2階建て程度の物件の場合。
赤は、意匠設計が使う分野なので、このファイルを開いて、赤の部分を選択し編集のコピーあるいはCtrl+Cでコピーして、お好きなSUファイル上でペーストまたはCtrl+Vでペーストすると、レイヤ設定が完了です。
ピンクは電気設計の人。あるいは照明位置やコンセントなどの検討段階になったら。
水色は構造分野の人。
どこから使い始めてもいいんです。全部張り付けるのではなく、必要なところだけ。
それぞれのデーターを後でインポートした場合、それぞれ勝手につけた名前よりコントロールしやすくなります。一部が更新してもそれがちゃんと反映される(=Layoutまで)
と言う事で、テンプレート・レイヤマトリクスも更新しました。
2019年5月29日水曜日
Sketchupのダイナミックコンポーネントと独自パレット
参考のテンプレートにはこんな画像があります。
これ、ダイナミックコンポーネントです。
ダイナミックコンポーネント(以下DC)は、動いたり切り替わったり計算したりの動的なコンポーネントで、DCのメニューの中の指型のアイコンを使ってクリックすると変化します。
もちろんDCの、何をどうやっているのかの構造も見れますよ。
これはお遊びなので参考になるかどうか(笑)
足元の四角い柄コレクションは、共有作業や、色彩検討をするときの単なる「色決め」用パレットです。デフォルトカラー(塗り残し)が残っていると、レンダリング結果もあまりいい仕上げにはなりません。
それにレポートやPlugin(Fred6)では塗り面積数量も出せます。
つまり、居間の壁色、天井色、などと名前を付け色決めしておくと、その面積を算出し、そのままクロスなどの仕上げ面積数量になります。色としては同じでも、名前が付いているのと付いていないのでは大違い。やるべきことはやらないと。
でも、これもある程度ルール化しておかないと、色数が増えてしまい、レンダリング時に作業量が増えてしまう。
それを避けるため、マテリアル欄から選ぶのではなく、事前にサッシカラーや外壁などと言う風に、各部位の「色決め」して置き、それをスポイトで転写していく。
後でのマテリアル編集作業は、各部位を探してではなく、このパレット一か所で管理できる。そんな感じです。
今はソフトが良くなって整理が案外楽になりましたが、VRなどの場面でのPBR(物理ベースのレンダリング)など本気レンダリングの時、マテリアル数を増やしていたら・・ヒサン。
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