2012年3月16日金曜日

久しぶりの特許書類-3.5

久しぶりの特許書類-3.5って、何で3.5かというと、実は震災の日3/11に書いてある記事を公開する度胸がないからです。中間の3を飛ばしたので3.5。

たった今、この前ソフト操作で間違った「識別番号重複届書」が受理され、新しい識別番号になりましたという通知が郵送で届いた。届けを出してから丁度1週間かな?割りと敏速。

ようやく正式に動き出した予感・・。

ところで特許と言うと、すんごいモノのような事と勘違いしている人が結構いる。
主婦が特許を取ってザックザク! なんて、宝くじみたいに記事になったりもする。


まず言っておくと、そんなのはめったに無い。それは本当に宝くじに当たったようなもの。

案外地味なもんです、ハイ。
ネタに商品価値があるのかないのか、それも市場が決めること。
尺度はそっち、目新しさではない。

それよりも、怖いなーと思うのが地雷型の特許出願。
ある製品だけで8000本ぐらい出ているものがある。

もちろん、その製品は商売になるから皆その分野に進出して儲けたいということなんだが、出したものは公開される。

このアイディアは自分のだと言うからには公開されなければならない。それ以降の人は、それ以前に出ていたアイディアより良いものをと頑張る。それが技術革新を加速させる原動力でもあり特許制度の本当の目的。知的権利を独占させるのは技術革新したご褒美、おまけなのだ。

ところが他人には分かりやすい様に書かない人も結構いる。いや、その方が多いか・・・。


その理由は、他人にわかると自分のアイディアをネタにさらに上に行かれる恐れもあると言う事と、
そのアイディアをわかりづらくしておいて、後で同様のネタが出て来た場合、そして成功した場合
その権利は俺にもあると言って、幾らかヨコセと訴訟を起こしたりする為・・。

まるで盗賊みたいだが、それがルール。

ある分野のトップ企業などは、膨大な資料ならば全ては公開されないので、なんだかわからないモノを同じように何回も出している。3桁に登る回数・・。もう一生懸命企業防衛のためにかなんか知らないけど、地雷を撒いているようにも見える。そうすると他の企業はうかつにそれに手を出せないと言う「卑怯な手」を見かける事もある。

でもそれは素人の技なんだろうかと、疑問に思う。
プロ、つまりは弁理士がアドバイスしているか書いているのか・・。
とにかく弁理士の商売になっていることは確かだ。

ただのデザイン屋が言うのもなんだが、なんか、アンフェアな感じがするんだが・・。
知的財産ではなく痴的財産。拝金病にかかっている・・。それもルールなんだろう。

だけど、独占されては困る技術領域がある。特に安全などの基本的な社会的インフラや福祉に関する分野。ここで地雷をたっぷり撒かれると社会的な損失の方が大きい。いくら技術的に優れていてもそういうのは「悪い企業」なんじゃないかな。

争い事は、いつも他人のものを欲しがる事で発生する。
こういう分野で、あれもこれもと欲張っている企業を見ると許せなくなる。


それらの企業製品を徹底的にケナスあるいは笑う、あるいは価値をなくす、そう言う趣旨の特許もありえる。

なんてね

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