今日は天気がよく気温も高い。気温は30度。
前から延び延びになっていた、夏用のビールを仕込むことにした。
うーむ、今回は何を仕込むか迷う。
左から
カナディアンブロンデ
オーストラリアン・ペール・エール
そしておなじみスタウトとラガー。
ホップのペレットはエビスの味で有名なザーツ。
と、坂本さん(オーワン北海道)が用意してくれた 乾燥ホップ。
オーワン北海道の経営者、坂本さんは25年ほど前に脱サラしてこの道にチャレンジした人。
多分日本で最初に国税局と、趣味と酒税に関して真正面からぶつかった人でもある。そして、この商材を正々堂々と輸入販売し、商品ジャンルを確立した。
今ではこの商材は「趣味のビール」で知られているが、脱サラ前からの友人で当時の苦労を知っている者としても本当に頭がさがる。最初は何でも辛い。その苦労の足跡が、この小さなビニール袋に入っている。
こういうビールは基本的に販売されているビールとは違う。一番違うのはビールがビンの中でも生きていること。加熱殺菌やろ過などの工程でイーストを殺して味を統一管理させているものとは違う。それは旨いところで止めるから旨いに違いない。
だから日本では1年前の味と出来立ての味とでは大して変わらない。品質管理に関する民族性の違いと言う所だろう。
ビール大国ベルギーでは一般的にこのビール。ワインのように少量ずつ製造した所ごとに色も味も違う。
とにかく味は、日本の一律に管理された市販のものとは異なる。ソコがいいのだ。仕込む側が、誰にどのような場面で飲んで欲しいのかをコントロールできる。
今回はちょっと趣向を変えて見る。普段はヘビービールが好きなのだが、今回は歳相応に軽いビールにする。少し上品で清涼感あるビール・・と言うところを狙ってみる。基材はカナディアンブロンデ。
水温は18度。これに沸騰させたモルトを加えて発酵しやすい温度を計算。つまりは 100度のお湯*6リットル+18度の水*X=27度、という計算。 理科の問題。
モルトの缶を開けるときフト気づく。缶のつばが通常のものより深い。何やら開けにくいのでよく見ると、普通は缶の平たい面を切ることになるのだが、この深さだと自然に缶のフチの側面を切っていく事になる。
これは!
初めてこんな缶を見た。写真のように切り離された蓋は上部に向かって折り曲げられた状態で縁取られている。一方缶側の切断面は全て下に向かっている。
やるなぁオーストラリア!!
触るとなめらかなのだ。この方法だと缶の切断面で手を切るなどのケガをする確率が非常に低い。つまりはPL法遵守からのデザインだったのだ(と勝手に解釈する)。
勉強になりました。
(写真を拡大して見るとよくわかります。)
さてと、モルトの煮出し作業も済み、醸造容器に投入撹拌。
計算では27度目標が28度、まぁ計算通り。
実は、一時期流行った「地ビール」。麦芽から作っている所は少なく、半完成モルトを使って醸造しているところが多い・・と聞く。
つまり、管理密度は高いが、基本はこの製法なのだ。
イーストはそのまま残す。普通、濾したイーストは「エビオス」などのように整腸薬剤となる。植物のホップはいろいろな薬効もある。だから僕は濾さない。(出来ないのではない、水に関してはそれなりに・・)
だからボトルの底の方は、上が美味かった分だけ苦い。それで帳尻が合うし、酒飲み達の「言い訳」も用意して置かなければならんのだ。
密閉容器蓋をアルコールで消毒。
容器の消毒、これは欠かせない。
例年の道東地方の夏なら醗酵に10日。
瓶詰後の2次醗酵に2週間欲しい所。
まぁ、気長にいきましょ。
そういえば、奥さんが今日はカレーを食べたいと言うので、続いて料理。だけど冷蔵庫の中には薄切り肉。
多分僕のやり方なら溶けてなくなるので切らずにそのまま巻いて肉の存在感を少し演出。
2人分だからこんなもんでしょう・・。
なんだか見たことのないオリーブオイル。
今日のカレーはこれでやって見ることにする。
今夜の晩飯も仕込んだところで、ビールがゴボゴボ言い出した。
約一時間、予定通り。
さて仕事仕事・・。
前から延び延びになっていた、夏用のビールを仕込むことにした。
うーむ、今回は何を仕込むか迷う。
左から
カナディアンブロンデ
オーストラリアン・ペール・エール
そしておなじみスタウトとラガー。
ホップのペレットはエビスの味で有名なザーツ。
と、坂本さん(オーワン北海道)が用意してくれた 乾燥ホップ。
オーワン北海道の経営者、坂本さんは25年ほど前に脱サラしてこの道にチャレンジした人。
多分日本で最初に国税局と、趣味と酒税に関して真正面からぶつかった人でもある。そして、この商材を正々堂々と輸入販売し、商品ジャンルを確立した。
今ではこの商材は「趣味のビール」で知られているが、脱サラ前からの友人で当時の苦労を知っている者としても本当に頭がさがる。最初は何でも辛い。その苦労の足跡が、この小さなビニール袋に入っている。
こういうビールは基本的に販売されているビールとは違う。一番違うのはビールがビンの中でも生きていること。加熱殺菌やろ過などの工程でイーストを殺して味を統一管理させているものとは違う。それは旨いところで止めるから旨いに違いない。
だから日本では1年前の味と出来立ての味とでは大して変わらない。品質管理に関する民族性の違いと言う所だろう。
ビール大国ベルギーでは一般的にこのビール。ワインのように少量ずつ製造した所ごとに色も味も違う。
とにかく味は、日本の一律に管理された市販のものとは異なる。ソコがいいのだ。仕込む側が、誰にどのような場面で飲んで欲しいのかをコントロールできる。
今回はちょっと趣向を変えて見る。普段はヘビービールが好きなのだが、今回は歳相応に軽いビールにする。少し上品で清涼感あるビール・・と言うところを狙ってみる。基材はカナディアンブロンデ。
水温は18度。これに沸騰させたモルトを加えて発酵しやすい温度を計算。つまりは 100度のお湯*6リットル+18度の水*X=27度、という計算。 理科の問題。
モルトの缶を開けるときフト気づく。缶のつばが通常のものより深い。何やら開けにくいのでよく見ると、普通は缶の平たい面を切ることになるのだが、この深さだと自然に缶のフチの側面を切っていく事になる。
これは!
初めてこんな缶を見た。写真のように切り離された蓋は上部に向かって折り曲げられた状態で縁取られている。一方缶側の切断面は全て下に向かっている。
やるなぁオーストラリア!!
触るとなめらかなのだ。この方法だと缶の切断面で手を切るなどのケガをする確率が非常に低い。つまりはPL法遵守からのデザインだったのだ(と勝手に解釈する)。
勉強になりました。
(写真を拡大して見るとよくわかります。)
さてと、モルトの煮出し作業も済み、醸造容器に投入撹拌。
計算では27度目標が28度、まぁ計算通り。
実は、一時期流行った「地ビール」。麦芽から作っている所は少なく、半完成モルトを使って醸造しているところが多い・・と聞く。
つまり、管理密度は高いが、基本はこの製法なのだ。
イーストはそのまま残す。普通、濾したイーストは「エビオス」などのように整腸薬剤となる。植物のホップはいろいろな薬効もある。だから僕は濾さない。(出来ないのではない、水に関してはそれなりに・・)
だからボトルの底の方は、上が美味かった分だけ苦い。それで帳尻が合うし、酒飲み達の「言い訳」も用意して置かなければならんのだ。
密閉容器蓋をアルコールで消毒。
容器の消毒、これは欠かせない。
例年の道東地方の夏なら醗酵に10日。
瓶詰後の2次醗酵に2週間欲しい所。
まぁ、気長にいきましょ。
そういえば、奥さんが今日はカレーを食べたいと言うので、続いて料理。だけど冷蔵庫の中には薄切り肉。
多分僕のやり方なら溶けてなくなるので切らずにそのまま巻いて肉の存在感を少し演出。
2人分だからこんなもんでしょう・・。
なんだか見たことのないオリーブオイル。
今日のカレーはこれでやって見ることにする。
今夜の晩飯も仕込んだところで、ビールがゴボゴボ言い出した。
約一時間、予定通り。
さて仕事仕事・・。
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