2014年3月4日火曜日

CLT&集成材のTimbertower

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CLTと集成材が可能にした木製タワー。高さは100mを超えるのだろう。



このタワーでは集成材は作業用。メインの骨格はCLTだ。
CLTによってようやく木材の異方性強度を計算できる。
構造計算が出来る分野が広がればおのずと利用分野が広がる。

追記
木材の繊維方向の耐力はコンクリートに近い。そして重量はコンクリートの1/6。建物を軽くすると地震の影響も少なくなる。その為要求される構造強度も少なくなる、とコストも当然下がる。木はとても優れた建設材料だ。

だが繊維に直角な方向への圧縮耐力は、その1/2~1/3になってしまう。土台に柱がめり込む現象がそれ。そしてその方向に引っ張る(木材を割るような力)には更にその1/2ぐらいに低下する。繊維に対しての方向によって強度が異なる事を異方性強度と言っている。

この方向性に強度のばらつきがあるため、木材はほぼ一方向性の構造強度しか持たない材料として扱われてきた。

しかしCLTは方向性を変えて積層するために2方向の強度、つまり線状の強度から面状の強度を持つ材料となった。これは非常に大きな進歩だ。

ま、この辺までは建築の情報誌に多分書いてあると思う。(僕は一切読まないのでわからないが)

僕が着目しているのは更に木材の断面全域が構造断面としてようやく評価出来るようになったという事。このタワーの耐力壁のジョイントプレートはどうやら接着仕様。OK。OK。狙い所は同じようだが方法論は違う。

今までの集成材工法にしてもすべて計算上は線状のモデルだったのが、少なくとも2次元メッシュモデルでの構造計算が可能になってくる。デザイナーの人には何のことかチンプンカンプンかも知れないが構造専門家ならばこの意味が解る。

この調子で行くと、3次元メッシュでの計算方法が確立でき、日本の大工技術をきちんと評価計算出来るのも近いかもしれない。(やる気)

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