2014年12月26日金曜日

sketchupでのちょっとした実験。

CADの分野では総じてBIM(ビルディングインフォメーションモデル)傾向。
遥か昔の事だが(最近このフレーズが多い)有る企業向けにjwwのある機能(隠し文字)を使って属性を与え、そのハウスメーカーが用いる部品群を構築したことがあった。その部品をどこで入手したのかわからないのだが、人知れず故郷にこっそり帰ってくることもある。ww

BIMは、現在の所cadメーカーでは「作図した時点で材料コストなどが判るシステム」と解釈されているようだ。
僕が書いていたのは、上記の事に加え、作業手順や工程が抽出されるものだった。モデルではなくマネージメント。そこまでは出来たのだが、無謀にもその上を目指しちゃったので、あの業界を追い出された。ww

なんと法判定だった。ww。(まだどこも完成させてはいない)


ま、そんな事を思い出しながら、今手元にある小道具を眺めている。sketchup。3DはCG分野も含めAutocad系の独占化にうんざりしている中、Linuxやwinまで横断するBlenderと共に頑張ってほしいソフト。(Autocadは知的所有権独占化を企てているのがイヤラシイのだ。)

sketchup(以降SU)が誕生の経緯から、若干弱点とされているソリッドモデルだけで描いてみる。

構造もソリッド部品
まだ作図途中。現在、工法別の構造種別(コンクリート・鉄筋・木部)と仕上げ材・什器と外部建具・内部建具の7種。多分その後、シュミレーション別に22種に分化される。(ほら、コストとか断熱性能とか強度設計上とかイロイロ出てくる)

SUでも他のソリッドモデラーでも同じだが、ソリッドモデルは体積や表面積が属性として算出できる。SUが若干弱いとされているのは「穴があっても3Dモデルとして成立する寛容さ」なのだろう。これはデザイナ―発想から作られたソフトなので(デザイナーは物の成り立ちより見てくれが優先ww)それも仕方がない所(笑)

だから、SUで全てソリッド化するとどんな事になるのか。重たくて動かなくなるのか、作業に支障が出てくるのか試してみたくなる。構造だけのモデル出力として3Dプリンター。あるいはそのまま法規判定用の図面化と出来るか・・・なんてね。


どうやら寸法に関しては安定的に正確だ。
ただSUを使う段階で寸法的ディテール意識を継続できるかにかかるかもしれない。
あるいはそんなディテール知識をデザイナーに期待しないで(笑)、正確なBIM部品を供給できるかなんだろうな。

いや、そう言う正確なデーターをデザイナーが取り出せるのかどうかも問題なのだが・・

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