2011年3月15日火曜日

震災で

金曜日:地震が起きていたころ、旭川にいて全く気がつかなかった。
夕刻ワンセグTVを見て知った。
土曜日:次の日、まるっきり1日拘束され、夜のTVで災害影響規模を知った。札幌ではガソリン給油制限が始まっているので、旭川で入れてくるように連絡が入る。
日曜日:札幌へ移動。高速道路で自衛隊の災害派遣部隊を追い越す。自衛隊総数(予備含め)30万人。その1/3が救助復興支援へ向かうという数字も凄い。隙あらばと狙う近隣諸国の対応には腹が立つが、とにかく自衛隊、頑張って欲しい。

だが、戦後日本の最大危機なのだが、日本は必ず乗り越えられると思った。
TVを見て、やはり日本人はすごい。

災害が起きても、たとえ困っても譲り合う。決して暴動を起こさない。
この静かな正義感の遺伝子。何と言う民族なんだろうか。

昨今、市場経済論に思考のタガが緩んだ日本だが、東北の人々の映像に気付かされた。
もしも、これが日本の市場経済中心の東京で起きたとしても、日本人は譲り合う。
世界に進出した日本企業も、根底に流れているのは同質の物なのかも知れない。

ダメージを受けた日本から、市場は追い打ちのように手を引き、株は暴落するだろう。
しかし、ダメージを乗り越えた日本は、最も魅力のある方法論を手にしている事になる。

政局ばかりだった政治屋達も、政治とは何をしなければならないのか、原点を突きつけられた。
必然的に、政権が延命される現政権にやっかむことなく、生活者のための政治を可能な限りやってほしい。

国外にいる息子から、日本のニュースはいつも報道されていると電話が入る。
国外の評価はやはり「災害の程度もひどいが、日本人はすごい」とのことらしい。

さてと、僕は・・・。


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