2011年11月19日土曜日

Autodesk 123D Catchに脱力してしまった。

3DCG テクスチュア状態
正直言うと、3Dのデーターを作ることに関してはちょっとばかり(いやかなり)自信をもっていた。

特に、写真を読み取って3Dに起こす専門分野のソフトを秘かに持って準備していた。
非接触型3Dスキャナーは、今でも数百万するが、同等の仕事が出来るように準備をしようとこの分野に手をだしていのが12年前。建築だけではなく地場産業などの「モノづくり」の分野で確実の必要になる技術だと確信していたからだ。

四町合併などの要因で解散はしたが、NPOの武器でもあった。それまで公的技術支援施設などが行うビジョンの違いに失望しての独自研究。そこは接触型、読み取ってやるから持ってきなさいと言う事。スキャンベッドに乗せられるもの限定なら産業支援には程遠い。それで写真入力分野に着目していた。

点と線の世界の建築では、曲面の仕事がない。曲面を多用する物件などこの地方では皆無。それでもスキルアップだけは怠りなくやっていた。それがだ!。

でも、これには脱力した。
Autodesk 123D Catch だ。
なんだ、この簡単さは。

この写真は、シリコンクロス、いわゆる眼鏡拭き。
3次元のデーター作成で、布は極めて難しい部類に入る。それをいとも簡単にヤリヤガッタ。悔しいなぁ・・。

メッシュ 非常に細かい
建物などエッジのあるものは計測しやすい。ところが布とか肌など際立つエッジが無いものは、点で計測することになる。とても手動の世界ではない。どれだけ「よいお道具」が有るかで差が出る。


冗談じゃねーぞ・・。とちょっと腹が立つほどだ。まいったねこりゃ・・と言うのが50%(12年間のノウハウ部分が・・)でも、これで気軽に3Dに取り組めると言うのが50%。なんとも複雑な気分。

上もCG 中がメッシュ下がsketchupに入力して着彩したもの。

このソフトのネタルートは多分オーストラリアから・・。買収したんだろうな。

Sketchupに読込。
重たいので周囲のメッシュを削除している。
どうりで手持ちソフトのバージョンが上がらないと思っていたら・・・。やられてたのね。
通常のsketchupはこういうデーターは苦手(コマンドがない)なので読み込みにも結構時間がかかったが他の3Dソフトなら十分実用範囲だ。

見た目のアングルがちょっと違うのと、色と光源による影が違うがほぼ満足のいく結果となった。

この地方の造型物全般、ボトルネックになっていた部分がこれで解消する。まぁ、これで確実にこの分野が注目され、その地域産業的要求が出てくると思われるのでよしとするか。

「自分の銅像を作って欲しい」と言う人や、子供の姿をそのまま残したいなどの人形系や、家具・服飾・医療分野などのリアルな人体データー分野応用も、その他の工芸分野も、これで一皮剥くことが出来そう。
Posted by Picasa

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