2011年11月25日金曜日

ネットショップ研究会を覗いた

街の商工会議所でやっているネットショップ研究会を覗いて来た。

ルール違反の飛び込み。
タバコを買いに行出たついでに思い出したのでごめんなさい。

そういう訳でなるべく外野でいようと思ったんだけど多少経験があるもんだから口を出してしまう性分。


美女2人、おっさん6名(飛び込み1名)の、まぁほどほどの良い体制だった。


今の所、この会の主目的は、ネット上にどうしたら簡単に自分の店を開けるか、に絞られている。

それで良いと思う。ひと昔と違って技術的な事は何も心配する事はない。慣れればだれでもホームページが作成可能な時代だ。

今時、ページを作れなくて挫折するケースはほとんどない。それよりも怖いのは作っても誰からの反応もない、当然評価もないむなしさに耐えられるか、あるいは飽きてしまわないかと言う事だ。

必要なのは「なんかダサいぞ」とか、「わりといいじゃん」と、忌憚なく言える関係をどこで得るかと言う事なのだろう。この関係が無いと大海の中ポツンとボートを浮かべているようなもの。これは継続させる為の重要な要素だ。

現にfacebookの「いいね!」はそれをシステム化したもの。他のgoogleでも+1とか色々ある。そんな「ちょっと」システムの物は希薄で軽い。それらの巨大システムは巨大だからこそ、そんな「ちょっと」の数に頼るしかない。そしてその数にページ関係者は左右されてしまう。ドツボにはまるわけだ。

しかし、現在よりさらに検索精度が高まり、評価が数から内容にまで及んだ時(すでにその兆しを良く見かける)、現段階の「人気度=数勝負」だけではなくなる。市場的に言っても「大勢の人と同じ物を求める人たち」は居なくなる訳はないが、一方で必ず変化するものやマイナーな物を求める層が常にある。

地場の生産規模からいって市場を席捲するような大量生産商品は無理なのだから、おのずとターゲットも方法論も定まってくるのだろう。都市部よりはやはり多少ハードルが高い。が、地方企業が必ず通らなければならない道でもある。

と言ってもこのジャンルはリスクなどほとんどない、手間だけだ。手間をかけずにビジネスを成功に、と言うのは虫がいいだけの事。踏み出したいなら足を前に出せ、だ。

ネット社会に地方と都市の区別はない、と多くのネットワーカーは考えがちだが、それは技術面だけの話。やはり現実には情報流域と経済流域が一致しない為に、効果/労力との関係で格差は大きくある。お気楽コンサルタントが良く見落とす点でもある。

それらが習慣化され安定するまで、どのように継続させるかが一番の課題だ。手間だけとは言いつつも、都市部と比較して長丁場となる事から、それにも「体力」は必要。零細規模ならばその体力とて結構な負担(経済的にではなく、精神的に)になる。課題はそこ、意欲。

その為の対策を求められるのは一般企業ではなく、地域の商工会議所なんだろうな、と会議中に考えていた。

手ごたえや効果が生じたと感じる「数」がどれだけ必要なのかはわからないがやり方次第でなんとかなる。地縁には地縁のやり方があると、少しだけ提案をした。

Technical Committee on Internet shopping
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