もちろん、巨匠ル・コルビジェのロンシャン教会の事。この南面壁。
壁の一番下の厚さは約3m。
有名建築なだけに写真はたくさん目にしている。
この壁の窓について、建築評価文では「様々な光が差し込む」とは言うけれど、見比べたことがない。
当然変わる。それはそうなのだが、例えば一番綺麗に見える季節てのは一体いつなのだ。
と、以前から疑問だったので描いてみる。(アバウト)
壁のデーターの裏に暗箱をくっつけてレンダリングした。壁の反射などは全て同じ。違うのは夏至と冬至、時間は9:00と12:00と16:00。
結論:
実は、壁厚が大きいと室内反射にどのぐらいの開きがあるかが知りたかった。
ロンシャンは北緯47度。この地方は43度。
北国の冬は暗い。そういう先入観は捨てましょう。
まぁ、絶対日照量は少ないけれど室内が明るいのは冬。
当たり前だけど、その確認。
コルビジェは季節のどのあたりを想定して厚さ3mもの壁を作ったのか。
それを知りたかった。
で、おそらく冬至とその間に、壁の中で交差している細かい窓がある。
ある季節の、ある日時のみに光が通る仕掛け。
この仕掛けに気が付いた人は、多くはいないだろう。
文献にも記されることのないこの窓は、コルビジェのイタズラかもしれない。
これが数個あるのだが、多分これは・・誰かの誕生日なのかしらと・・
あとは大きい写真で順に見比べてください。
1.夏至 朝 |
2.夏至 昼 |
3.夏至 夕方 |
4.冬至 朝 |
5.冬至 昼 |
6.冬至 夕方 |
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