2015年7月2日木曜日

スーパーの売り場を見て思う。

そんなに手柄を立てたいかなぁ。
平穏な水鏡に石を投げ込んで波立たせる。
スーパーの売り場を見て思う。

そもそも、健康的食い物については、諸説入り乱れて何が正しいのか誰も判断できていない。
その時点での有力学説。これ自体も学説正否を多数決で決めるようなちと怪しい物。
後でまた、それに反するような物が出て来る。

学説は仮説からスタートする。
その仮説に基づいて、あるいは誘導するように組み立てられる。
建物の強度や性能も最初は仮説から始まる。
どう地震や強風被害から守るかによって骨組が計画される。
各種の性能も同じ。断熱や静粛性など、要求に応じた(誰かが得をする)仮説によって組まれていく。
 
必然、ある過去の性能を上回る技術が生じれば、それらの技術や視点は淘汰されていく。
一つの説のみがずっと居座るという事は無い。

栄養学の人達は「何を言う」と言うだろう。でも、常時放し飼いの人間たちが、常に食物を管理して環境も維持できているかと言うと、んなコタ無いわけで、やはり環境順応動物らしく、周りの雰囲気に流されながら生きている。管理できる状況あるいは強固な意志で。それは特殊状況なのだ。
 

「牛乳は体に良くない」と書いた一人の医師が居る。刺激的なこの説はベストセラー本になった。

今迄信じて来たモノに異論を唱えれば当然注目されるが、それは仮説と類推で書かれた物だった。

だが、真実性より新奇性のみが命のマスコミに取り上げられる事で、生産者は大打撃を受けた。

本当かウソかは知らん。誰にも判断がつかない。しかし、健康学説が正しいとしてみんな長生きしちまったら社会は崩壊する。

それは、あらゆる分野の全ての学説が目標としている社会構造維持からすると本末転倒だろう(笑)。長生きしたい連中に聞いてみたい。

「長生きしてなにがしたい、なにが出来るのだ?」 ま、それはおのおのの、欲得や煩悩の深さに応じて考える事。

だが生産者が窮地に置かれたことは事実だ。現在発売されている飲料の中で「命をはぐくむもの」として運命づけられて世に出たものは牛乳のみだ。後は人智で作り出した物。一つの物に「神の恵み or 人智」の2つの選択肢があったなら、僕は間違いなく神の方を選ぶ。

そして生産者も良い物を産みだしたい一心。(酪農業って一律にそうなので感心する)
いや牛が、配合飼料がどうあろうとも(日本のはまともだ、海外は知らん)、手を抜かないだろう。牛は間違いなく哺乳類代表として、性善説で乳を作り出している。手を抜こうなどとの不心得者の牛は一頭もいない。

神と生産者達の気持ち。この2つが有れば、もしも万が一この医師の仮説が正しくても十分飲むに値する。栄養などよりも尊い物だ。長生きしようがしまいが、それは神のご意志だろう(笑=浄土真宗) をう、牛乳信者で結構でございます。

笑っちゃうのが「牛乳の成分にあるこれが、こう言う体質の人に・・」と言う説明。それ、牛乳のせいじゃなく、支障が起きるその人の方の問題だろ。その人は牛乳飲まなければ解決してるのか?違う場面でも出てるんだろ?もしもそうならば相性悪いモノが判って良かったじゃん。特殊例を持ってきて手柄話(一般化)するなよ。(笑)

僕は、むやみに体に負担をかけるスポーツ愛好者や、身体作りのプロティン愛用者や、偏食代表格のベジタリアンや、病院通いが好きな癖に多重薬害を口にする奴や、サプリメント常用者や合成飲料がぶ飲み、酒や喫煙している奴や、ぷよっとしている奴が、この医師の説をさも信憑性があるように話すのを見ると「お前、馬鹿だろ!」との烙印をまちがいなく押す(笑)

その馬鹿達のおかげでバターを初めとする乳製品の生産バランスが狂った。
世を狂わすのはいつもマスコミが原因だ。それに流される連中、少しは落ち着け。
何だ都府県。お前ら、糖分たっぷりのコーラやポカリの方がマシだと思ってるのか?

 
「乳製品がダメと言う奴は哺乳類ヤメロ」。
これを言ったのは僕じゃないが、仮説の冗談としては少し信憑性がある。(笑)

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