2011年7月11日月曜日

ライオン像を造る-4

表面をそろえて、スキン(表皮)をかぶせる。さらに彫刻的表現を加えていく。今日は乾燥させるために窓際作業。朝から地下室を這出てきた。時間がないので携帯電話のスィッチはOFF。一切出るつもりはない。

この乾燥時間が思いの外かかる。今回の材料は木粉粘土。
木質専用のパテ盛りをしようと思ったが、あとで手間が掛かりそうなのに気がつきやめた。


この材料の欠点は、接着力が弱いのと強度が落ちること。乾燥時間がかかる、後の塗装のための処理が必要。
利点は、造形が楽、盛っても削れる、これ一点。でもこれが一番大事。人形作りの工程と違い石塑も胡粉も使いまへん。なんてったって外部装飾なのだ。色気もなく防水塗料塗り。

建築の単なる一装飾であって、いわゆる「僕の作品」ではない。ただの商品だ、目的を果たせばよい。入れ込むな、流せ。

単一のこういう物を作っているのではない。それなら自由があるが、それは今回は捨てている。そう言えば澁澤龍彦の著書などでのハンスベルメールが強烈だったので、その後影響を受けた球体関節人形作家の傾向は、こぞって痛々しいほどエロティックでサディスティック。
作家も女性が多いのだがどんな顔してどんな情景を浮かべて制作しているのだろう。そう言えば帯広に伽井丹彌(かいあけみ)が居たなぁ。今度見てこよう。

僕も若い時に影響を受けていたが、この仕事が済んだら一体ぐらい本気で制作してみるかぁ。いやいや、それではこの田舎商売、暮らしが成り立たぬ。

そう言い聞かせながらも、気がつくとつい余計な事をしていたりする。月曜日には他の工程に廻したい。
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