2018年5月13日日曜日

SNSの機能を利用したパノラマプレゼンテーション

少し反則技を使った。(FBにバレると禁止されるかもしれないのだが、技術的には可能という事で・・)

プローブ型パノラマ(全方位)技術は以前からあるが、HTML技術やJavaを使わなければならず、少々面倒だった。
過去に、そのために自分のサーバーを持ち一般公開もしていたが、技術を習得した後は興味を全く失っていた。

その時点では各室の出入り口をヒットすると次の室内へと移動できるものだった。ズームにも耐えられるように精度の高い画像を配置していた。しかし、見る側がまだマウス操作にばかり気を取られて(このパース動くね動くねとww)、書いている物の内容をキチンとは見てはくれないのだ。それに重たいので見る側の機械環境にも影響する。これでは何のためのパノラマか・・使えない・・・と止めてしまった。

一昨年ごろからSNSでもパノラマカメラに対応し始めたので様子を見ていたが、一向に建築分野でのプレゼンテーションに使う例を見たことがなかった。スマートフォンで見たい側に機械を向けるだけで良いSNSのパノラマは誰にでも見ることが出来て、今の段階ではインテリア確認には一番良い方法なのに・・。もちろんVR環境が楽に入る時代になればもう少し面白くなると思うが。

という事で、1600×800の画像をUPしてみた。
パノラマ画像としては最低水準だが、その分軽くスマートフォンに反応する。HTMLページの様に他への移動のヒットポイントを設けることはできないが、出来上がった360度プローブパノラマCGをuploadするだけで済むこの方法はお手軽。

という事でメモ。ちなみにこの画像はここでは動かないのでリンクをスマホで。

それにしても静止画レンダリングソフトメーカーはなぜに右目と左目の視差に対応したパノラマCGを作らないのだろう。アホかと思う。そんな事ではムービーアプリケーションやVR技術にやられてしまうよ。せっかく手軽に単眼VRまで来てる。あとは視差CG(んなもの簡単だろ)でスマホゴーグルで簡単に立体視もできるのにね(笑)。



その2

SNSで海外の中には数人同じことをやっている人はいるけど、日本ではあまり見かけない。使えばいいのになぁ・・。

2018年5月10日木曜日

sketchup Plugin:メモ VisuHole 1.0 - Overview

sketchup Plugin:
いつも最高に優れたPluginを開発し続けているFredo6さんの作。
だけど、これはイマイチ人気がない。名前でやっちまったか?(笑)
その名も「ビス孔」。小物にも感じる命名なのだけど、これが中々すごいのだ。
sketchupにも慣れて生産工程まで視野に入れると、必然的にモデルは完全ソリッドモデルを要求される。
そうなると基本のブール演算では、時間もかかり物足りなくなってくる。
そこで、立体を「貫通させる・貼り付ける」と言うコレ。
重層的なソリッドモデルを一気に穴をあけてくれる。

例えば木造建築の壁の場合、BIM以降の物理レベルのモデリングをするならば約8層のソリッドモデルが重なる。窓を開ける場合、それをブール演算などで8回行う必要があった。
それが一度で済む。と言うシロモノ。

なぜに人気がないのか、勿体ねーじゃんという事でメモ


2018年4月25日水曜日

いまさらサヴォア邸

そう言えば、6年ほど前、sketchupで巨匠ル・コルビジェのサヴォア邸をグルグルさせて遊んでたのを思い出して・・。https://3dwarehouse.sketchup.com/
からまたダウンロードした。
スマホでキチンと見えるのかなぁ・・テスト

これは静止画像だけど、下のは画像は粗いがグルグル出来る。
もし左右に分割されていたら、左下のメガネっぽいマークをクリックすると一枚の画像で動く。

ま、単なるパノラマデーターなのだけどちょっとまだVRには程遠い・・が今のところお手軽なのでちょっとお試。


2階テラス部分


リビングと台所・廊下の狭い通路


浴室 暗いのでオリジナルデーターに照明を2台追加した

2018年4月9日月曜日

まだまだ描けない

一つの素材で異なる強度の物を効率的に作るとなると・・・
単純な方法は密度を変える事だろう。
ソリッドな内部構造をもし生物が支えるとしたら、力が集中するところには
密集し、そうでないところは粗い密度になるはずだ。人海戦術・数の論理等、
その辺のことを何というのかもわからないが、均等密度で支えるはずがない。
だが、それを描く事も何とも難しい。これはまだ一定ルールでの初期描画。
自律的に隣接する気泡同士は生物と同じように、ある一定の世代を経て
均等に構成される・・・と想像できる。気になるのはその先

 骨は表面が固く(密度が高く)中心部は粗い(密度が薄い)。同一成分で創るならば必然的かつ合理的な構造だろう。
建設構造素材ではそういう素材は無い。強度が均一な世界である。
だがそれは人工物だけの特殊解だ。(ただし有るか無しかの2段階ならばパイプ類がある。)

 画像はまだ描けない。35年ほど前に均等な気泡、ある一定の条件(無重力)の場合、言わゆるシャボン玉の連続状況が最小限の材料と空間を満たすのだろうとそのモデルを作った。(古くなって奥さんにゴミとして捨てられたのだが・・)同じ表面張力で空間を拘束するとある一定の時間(世代)で均等になった。それらの条件が均等でない場合にはどうなるのかそれが気になっていた。CAE風に言うとメッシュの密度が異なる。

 ザハ・ハディットが設計したキールアーチの建物はそういう構造素材を求めてのデザインだったのだろうが、そんなものは無いので形だけを「それを夢見て」表現しただけだった。
それを理解せずに、夢も希望もことごとく無くした日本の支援設計事務所はソリッドな圧力釜デザイン。あれはさすがにザハハディットを侮辱していた。デザインの趣旨の流れすら汲まないやっつけ仕事だった。

だからと言う訳でもないが、ザハの求めていたものには興味があった。細胞構成を都市計画まで飛躍させるのはどうかと思ったが、とにかく彼女が有機物をモチーフにする傾向前からだった。今日来た本、状況に合わせてメッシュ密度を算出する方法論は出ているだろうか・・・。
密度を変えることでの材料強度の研究はまだ発表の段階じゃないのかもしれない・・。

コンピューター化された時代でもモデル化するのは極めて困難。
それほど自然界は素晴らしく合理的にできている。人間もまだまだ・・という事か・・。

2018年4月4日水曜日

完璧に沈殿している(笑)

数日前に怪しげなものを書いた。
これは今は技術的には可能だ。施工に関する方法論は持っている。
でも、ローコスト化出来るかと言うとやはりまだ数値根拠が弱い。
これにはCAE技術が必要なのだ。それらの小道具はあるが先例が欲しい。
FBで友人になっている中川氏がある本を書いた。
発刊当時から気になっていたので先ほどポチした。
判断材料は目次だけ…
構造技術者ではない僕が読む本ではないが、路線としては近い。

僕のCLT工法への関心の波は少し低くなっている。なんだか実におもしろくない。あの運用方法では今までの建築をよりよくするという方向ではなく、単に「一つの工法が認められた」と言うだけにとどまってしまう感じがする。結局は新たな市場を作りそれを狙うという・・・ストーリーに見えてげんなりしている。建設会社にはそれが利点なのだが、エンドユーザー側の何が良くなるのか・・。
何のために建築をしてるのか本末転倒のような気がするのだ。
 
もっと手近な誰にでも手に入る材料で、もっと簡単な手続きで、もっとローコストに、もっと美しく・・・それが求められている気がしてならない。


2018年4月2日月曜日

雨漏り電話。直感が一番正確。

20年近くの前の物件:「雨漏りがする」と電話。「設計屋は図面を書くだけの仕事、図面が出来上がった後は地元建設業者がやる」と、お払い箱になった所(笑)。業者としては設計屋は目の上のタンコブ。依頼主に「あんなボケっとした顔の奴はいらね」とでも進言したのだろう。
だが、業者もいい加減な仕事しかしなかったらしく、結局は一昨年総点検し改修を指揮した。新築ならば新しい建材を使って専門業者が手分けするので比較的簡単だが、修理となると部材の取り換え・張替えでは済まない。
支障がでた原因とその対策を組み上げられないのであれば、ただの化粧直しになってしまう。多くの依頼主は「更新された見かけ」に安堵してしまうのだが、実は新築以上に高度なノウハウが必要になる。 「雨漏りではない」これは確信していた。僕が自分で施工しノウハウを業者に伝授している。嘘みたいな話だが僕は雨漏りならば感じることが出来る(笑)
それは水道由来、隠蔽された管に問題がありそうだと直感していた。サーモグラフィーで水の経路をスキャンするが見当たらない。原因がわからなければ手の打ちようがない・・・が、「あの壁だな」と根拠なく感じていた。依頼主にもアソコが怪しいと言っておいた。
そして、設備業者等は水道由来ではないと断言してきた。根拠は残留塩素を計測したとのこと。残留塩素は数日間で計測できなくなるので根拠としては希薄。要は逃げである。しかし依頼主はそれを信じている。信じちゃったらこっちも困っちゃうのだ。
数日状況を見て水滴が止まらないのであればどこからかそれが供給されている事は間違いないので2・3日様子を見てほしいと説得し帰ってきた。
案の定止まらない。ようやく施工した設備業者を呼んだらしい。そしてその施工業者はあそこだと言い当てたとの事。つまりは「あの壁」だ。ユニットバスの背面壁、何のことはない当時から心当たり(なにかしらの・・)があったらしい(笑)
さすがに「あの壁」まではわかっても修業が足りないのでまだ透視は出来ない。ユニットバスも20年・・・。シーリングはカビだらけだが深部はまだ密着している。FRPにはまだクラックは入っていなかったのでもう少し使える。コストパフォーマンスを第一に考え、見かけは悪いが旧配管を遮断し、新設露出配管で対応させることとした。いずれユニットバスも取り換え、その時にやり直せばいい。
すっかり視覚は年のせいで鈍ったが、何かしら補完する感覚が出来るものらしい。

2018年4月1日日曜日

改めて面白い

古くから木をモデルにした構造はあるが、いわゆるフラットスラブ工法との関係の確認をしていた。

それにしても、木と言うのは面白い考え方をしている。
人間が考えた構造は大体にして一部が壊れると力のバランスが崩れてしまうのだが、木は一部を切り捨てる方法で主たる構造は生き延びる。

例えばドームや立体トラスの様な均一化された構造を構成している部材の場合、ジョイントの一部や部材の一部が破壊されると、それに反応して広い部分が損傷される。立体トラスの場合は全領域まで崩落するかもしれない。

その点、木の場合は枝と言う方法論。弱くなればその枝を落としてしまえば良い。

「系としての構造」と「均一化の構造」の違い。効率的な均一を求めるなら精度もその管理も必要だが、系としてなら試行錯誤、悪ければ落ちる。

たとえはアレだが、人間社会は前者で、存続させるための社会的維持管理をせざるを得ない。たった一人の不心得者のために多くが防御するための設備や制度や心構えなどを行う。たった一人とは言えども、排除は人権侵害とばかりに、均一化のために大変なロスを行う。はたして「存続」という事に関しては「均等化」は間違っているのではないかとの考えもよぎる。

なんと反民主主義的な事を思いつくのだろうか。だが、社会全体を存続のためには、切り捨てる枝はあってもよい。そうしなければ全てが変質してしまうのだ。むしろ別な木としての活路を用意することで無用な全体ロスの発生は防げる。・・・無駄に過剰インフラ(幹だけが太い)のバオバブにならなくてもよいのだ。(脱線中)


構造ではその考え方通りでなくともよい。だが生物はそうして生きてきたのを考えると、自然発生的な系統システムに少々ハマってしまった。

「系としての構造」と言う言葉があるのかどうかは知らないが、他の力学的経路部材に依存した文字通りの「片棒を担ぐ構造」が一般的な中、この片持ち梁で構成され「全滅しない、ダメなら落とす」と言う単純明快なシステム(どこの系でも交換可能なもの)の延長として、フラットスラブに今日は憑りつかれた。

床板はFRPハニカム(半透明素材)



目指す構成はフラクタルな関係なので少しその辺をやっていたらsketchupでは動きが鈍くなってきた。とりあえず他のソフトに移してみた。

まだエクスポートしただけなのでGL下からの見上げ。
下(手前)のは木の構造システムそのものだが、上のは薄板構造に変更している。
モデリングに関しては全く問題がないなぁ。これ普通の立体トラスに見えるけど、材料が接続する稜線以外にかなりの曲線要素があるのでデーター量が立体トラスより数倍重いんだけど重さに関して何の問題もない。

出来合いのマテリアルを使って見た。一年以上使ってないので思い出すまで調子は出ない(笑)
屈折光を2回通したのが原因かな?
オレンジの干渉光が発生してる。物理はむずかし(笑)

モデリングでのセグメント数の影響がここに来て意外と露骨。
気を付けないと・・メモ

フレームに仕込んだ発光マテリアルが均一ではない。
モデリングレベルでの精度に問題ありか・・・まだまだだな(笑)

2018年3月31日土曜日

zomeと言う造形

丸っこい建物はみんなドームと一般的に呼ばれるが厳密には種別がある。有名なのはジオメトリックドーム。(フーラードーム)
これは大規模な建物でその表皮だけを作るのならば効率的なのだが、積雪地では荷重が変化することから、細い線材で効率的に・・とは言えなくなる。
 
また図形同士の接続性はあまりよくはない。
最小限の界面で最大の空間を求めると連続気泡になるのだが、それでは水平な床は構成されない。

そこで水平床面を構成可能で共有できる形状はこれ、切頂多面体。
描いては見たがさほど面白くもないので眠っていた画像。
切頂多面体は小規模のシェルターとして、部材種類数の少なさや形状の均一化などから施工性もすぐれている。とりあえずここまでは前置き。

Dome(ドーム)はもうすでに一般的に知られた形だが、これはZome(ゾム)。比較的新しく発明された(1968年)幾何形体である。
これは考案当時は面で構成されていたが、ドームと同じように線材で描かれる場合が多い。習慣なのか?(笑)
だが実際には面で考えた方がメリットは多い。
他の幾何形体との接合が用意(展開の可能性が大)
多分ねじねじをやってみたくなるだろね(笑)
それはわかっているのだが、それらの先の妙な形態としての無理やりな作図方法論を模索してみた。
作図の方法模索のためのモデル。セグメント8_45
この図形、サブデビジョン前の形に大きく左右され、sketchupのファイルでの大きさは、右が19MB、左が4MBと大きく違う。

まだ目標の断面までには収束出来ないのだが、とりあえずのメモ。


 

2018年3月25日日曜日

sketchupでNEWYORK

アメリカは行ったことないのでSketchupで行く


行き方はここ。  

ついでなので東京っぽいところ
(赤い所に居る)

チョイ使い3D

あー・・・何か月ぶりのBlog
死んでると思われてもなんなので小ネタ。
3DCGがどうこうと言うと、もう3DプリントだとかVR・ARなんちゃらとか、3Dスキャンが―とか技術的な話になるんだけど、やっぱりそうなる(笑)。
このページは3Dデーターを他のソフトでも共有する視点。
2次元手法にも書き出せる事がテーマ。

小物なら、Heightmapの方が共有性が高いかもしれないとシュミレーションをしてみた。 Heightmapは明暗のみのモノクロの一般的画像。だからほぼどのような3Dソフトでも扱える。

という事で2次元Heightmapを作り3Dの再現をする。
椅子の計画があるので男性モデルの背面のみをスライスして、
heightmap(作り方はここ)を作り
出来上がったHeightmap(良い子向けに下半身省略)
画像として読込み(Sketch upのPlugin (Bitmap to mesh))
3次元に復元する。ワイヤーで表示している。
小物ならこれでいい。
少し、モノつくりの方法論が増えた。


ついでなので、従来手法の等高線の作り方もメモしとく。


ビットマップと等高線の2種では、やはりビットマップの方が格段に曲面の再現性は良い。

ファイルの「場所を追加」メニューから地形はダウンロードできる。
それの等高線も同じ手法が速い(これは等高面170枚を処理した)。
プラグインもあるがNCで地形モデルを作る場合に、パーツを振り分け配置する機能があるので、若干早い程度。
等高線は圧倒的に土座衛門方法(上の手法)の方が早かったのでメモ


2017年12月22日金曜日

漏らしてるなぁ・・・

いやね、北海道の建築技術者ではもう常識なんだけど、まだやってる所があるのよね。多分「こんなもん」と軽く見てるのだろうけど、残念な建物が実に沢山ある。

これは、素人さん向けへの説明のために書いた模式図。
本当は有限要素的な複雑な絵に(いや原理は簡単なんだけど)なったりするので手を抜いている。鉄筋とコンクリートとでは伝導率が違うし・・メンドクサイ。

鉄筋コンクリートの様に熱の伝導性が良い建物は、ちょっと甘く見てると熱がどんどん逃げる。均一なコンクリートとして熱の流れる所から等間隔で、単純に伝導レベルごとに番号分けすると、こんな感じ。

これが、意外と出来ていない。設計者側もなんだかな~。物の本に「こうやってやる決まり」と書いてあるからやったってレベル。あ~この設計者は現場を監理したことが無いなとすぐわかる。
監理をやって現場で冷や汗をかきながら、そのフィードバックで建築の質を上げていく。その経験がない・・・。
駄目でしょ(笑)  

いや、実際は難しい所もあるんだけど「これ大事!」と思っていればそんなに妥協もしないと思うんだけどなぁ。

2017年12月20日水曜日

「天声人語風アプリ活用」NHKのドキュメント「脱炭素革命の衝撃」

NHKのドキュメント「脱炭素革命の衝撃」
SNS上で妙に評価が高いのだが、そのほとんどが朝日やNHKが大好きな人たちなので、なじみやすいように「天声人語風メーカー ver.3.1」を使って下書きを吐き出しまとめた。(画像添付)あまり手を加えるとアプリ作成者に失礼なので編集は最小限にとどめた。
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「脱炭素革命の衝撃」このドキュメンタリーの中でNHKは、日本企業は世界の脱炭素ビジネスに遅れを取っていると主張している。しかしちょっと待って欲しい。日本企業は世界の脱炭素ビジネスに遅れを取っていると主張するには早計に過ぎないか。

NHKの、地道な日本企業への取材が欠けているのか、日本企業を啓発と思ってかの真摯な姿勢が、今ひとつ伝わってこない。
例えば、日本企業からは世界風潮に流されて突出したグリーンエネルギーその物をビジネスにしてはならない。ましてや他国を食い物にするようなビジネスでは長続きしない。エネルギー問題はバランスこそがカギと主張するような声もある。このような声にNHKはもっと謙虚に耳を傾けるべきではないか。


思い出してほしい、過去にも何度もNHKは日本企業の叫びを無視している。NHKは過去に、日本企業のいくつもの地味で真摯な技術を、世界に遅れているかのような報道をし、間違いであるかのような発言をして、批判を浴びた。


確かに日本企業には世界のエネルギー風潮に流される投資家に対して「真のエネルギー対策とは」とのアピールが弱い。という問題もある。だが、心配のしすぎではないか。NHKの主張は一見一理あるように聞こえる。この番組全てが間違いであるとは言わない。


しかし、だからといって本当にNHKは日本企業は世界の脱炭素ビジネスに遅れを取っていると主張できるのであろうか?それはいかがなものか。的はずれというほかない。事の本質はそうではではない。その前にすべきことがあるのではないか。


例えば、現実問題として将来に渡っても開発途上国が得やすい石炭などの化石燃料を低炭素化させる技術や地熱発電技術などは、十分に世界環境の向上に貢献するものだ。
NHKは公共放送として、日本国民が持つ技術や考え方・企業モラルなどの広報を担う一員として責任があることを忘れてはならない。


NHKの、今回報道しなかった部分には危険なにおいがする。一帯一路の方策による皆で同じビジネスをすれば「先行者が儲かる」とのストーリー作りだったが、各方面の声に耳を傾けてほしい。
NHKに疑問を抱くのは私達だけだろうか。


日本企業が世界の脱炭素ビジネスに遅れを取っていると報道したことに対しては、大手ばかりではなく中小の日本企業の反発が聞こえる。よく考えてほしい、この番組報道の趣旨、「化石燃料を扱えばグリーンエネルギー政策ではない」とする事こそがバランスを欠いたものなのだ。


エネルギー問題その物ではなく、投資と言った視点でのみビジネスを語ってはならない。ビジネス化は世界に存在する問題解決の方法論であって、ビジネス収益そのものが目的であってはならない。


NHKもそれは望んでいないはず。しかしNHKは投資先としてエネルギーを見ているだけで、特に中国企業の取組は物量で先行しているだけで有って技術的に先行しているものではない。ましてやその地域や国の将来像など全く考慮していないではないか。それをさも正しいかのように取り上げ無用な脅威を抱かせることは、日本企業としての他国の地域社会への貢献や、その背景にある良心や目的を見誤せる事にもつながる。
日本企業は世界の脱炭素ビジネスに遅れを取っていると、思い込ませる事はあまりに乱暴だ。NHKは再考すべきだろう。


繰り返すがNHKは特に中国企業の物量先行の取り組みを見せ「もう議論している段階ではない、実効あるのみ」との中国企業インタビューと、日本企業の無念の涙を取り上げた。印象的なこの2者の取り上げで、無用な不安を抱かせることに番組では成功している。

 
しかし、日本企業が悔し涙をしたのは、日本の取り組みの遅れではなく、世界中の投資家の無理解に対してなのだ。NHKはそれを報道していない。

NHKのこの番組は波紋を広げそうだ。今こそ冷静な議論が求められる。









2017年12月18日月曜日

いまさらだけどね(設計料の話)

SNS上で、設計料の話になった(笑)「お高いんでしょ?」まず開口一番にそういう感じ。
 
 まぁ、高い安いかはその人が勝手に思い込む価値観なので、正直なところ何とも言えない。なにせ僕は手間賃主義(笑)人件費と経費それ以外は請求しない。第一そんなもん面倒くさい(笑)
 
 ごく一般的に設計費用(基本計画・実施設計・工事監理大きく3つの業務含めて)は、工事費の10%とか、高度な設計内容やデザイン業務範囲が広範囲な場合によっては15%などと言われるし、業界でも何となくその帳尻に合わせるようにしているのが現状だ。そしてこの、基本計画・実施設計・工事監理の割合もまちまち・・。
 
 最近びっくりしたのが5000万ほどの設計監理料で、図面は建設業者任せで工事監理の業務が「現場に顔出すだけ」で実質何もやっていなかった大手有名設計事務所発見!お茶吹いたわ!基本計画しかやっていない(笑)必然として無駄なドラマが始まり・・・。
 
 本当は国土交通省では一定の算出基準があるがこれまたザル法(笑)。一般の住宅や病院・ホテル・集合住宅・事務所商業施設・倉庫工場・などと難易度(あるいは検討する内容レベル)によって必然的に人件費が変わる。それによっての設計人件費数が異なるので、国土交通省ではこの建物のデザインは200時間でとか、構造は300時間、実施設計は400時間などと決めている。
 
 しかしながら、これがまた設計者の能力によって大きく変わるもの。設計者にも得意不得意の分野がある(笑)と言うより、一人ですべてをこなす・・と言う本来設計者の能力に求められる事が出来る人がいなくなったので、意匠デザイン・構造設計者・エネルギー担当・コストプランニングなどと担当者別になってしまう(笑)
 
 デザインの段階からコストやエネルギープランや構造計算も分離することなくやってきた僕には、自分の作業を細分化する必要性も自覚もないので全ての事を把握しているが、その割合ははっきり言って不明確。組織設計事務所で言うところの統括マネージャー同等だが、それら普通の業務であって分離できるものではない。(急ぐ場合は手伝ってもらう事はある)
 
 全ての分野をまかなえるにはそれ相応の方法論がある。現在の主力となりつつある建築設計手法にはBIM(ビルディング インフォメーション モデリング)と言うものがある。それもCADメーカーによらず、独自の方法論を持って来たので、住宅用BIMあるいは集合住宅用BIMなど、設計依頼が来てから組み上げることが出来る。また、構造計算プログラムもその物件に合わせて組める。エネルギーに関しても同じ。
 
 これは「建築物性を計画する」(3DCGモデリングをする)段階で何を設計要素とするかを附加することで簡単に組み上げられるもの。それももはや特殊な技術ではない。BIMの3DCG部材マネージャーが物性やコスト・工法をキチンと把握していれば設計業務は激減する。 国土交通省の基準はいつの時代の設計業務を基準にしたのかは定かではない。だがはっきりしているのはもはや実情にはあっていなく、その効率の悪い算定基準をベースにして設計事務所は10%(おカミに従えばお得w)などと言っているにすぎない。
 
 まぁ、楽して金を儲けたいのは誰しも同じ(笑)
でも依頼主の利益を考える上では、正直それは不誠実な姿だろう。だから、僕は実費精算主義(これだと10%なんて行くわけがない)。住宅の場合、工事費が1.5億であっても500万だったり、2000万であっても300万(ビジネスの企画までやる場合もある)だったり割合はバラバラ。仕事が楽しかったら安くしちゃうし・・。だからあとで、もうちょっと貰えたのにと後悔することしきりなのだ(笑)
 
 どこまで行ってもうさんくさいのだが・・・そうしないと工事費の価格交渉など出来るわけがない。依頼者の利益を考えると、まず先に一番揺らぐ怪しい自分を切り離さないと・・(笑
少なくとも設計スタートから完成までは1年以上、依頼主の事を考え続けるには、相応に心を整理してないとイカンのです(笑)