スマートフォンでTV画面を写す。ローテクニックです。 |
フライブルグはドイツの環境首都。
とにもかくにも環境先進都市で世界中の参考になっている。
前から、ソーラーパネルのペラペラ感は何とかならないのだろうかと思っていた。
ここに来てこんな社屋を見たら、ちょっとうんざりする。
要は「ソーラーだから許される」とでも思っているような無神経さで並べられている。全くもって傲慢な品だ。
この青黒い光沢は美しいか。百歩譲って、この質感にあったデザイン的配慮がされているか。
一時期パリで国家的現代建築ラッシュがあった。ポンピドー・センターや新オペラ座や新凱旋門ルーブル美術館など、どれも歴史的建築様式とは異なるデザインで、最初は批判の的だったが、実際に行ってみると、それなりに細かい配慮がされていて新しい都市要素として馴染んでいた。
それに比べて、これは一体・・。
ドイツを含めてヨーロッパには景観を守る市民意識が根底があるが、この街の旧市街地の見えるところにソーラーを設置をしていないところを見ると、やはりソーラーパネルは醜いと思っているのだろう。
日本の屋根も補助金をかけてまでこんなみっともない事になるのだろうか。
ソーラー屋さんは補助金が普及の唯一の武器だと考えているフシがあるがそうではない。
建物を台無しにする設置方法にも問題がある。
そしてパネル効率(太陽光変換効率)がせいぜい15%程度のくせに設置角度だけは100%を目指したいらしい。それも季節や時間の変化もお構いなしの、インチキ臭い角度固定架台でベロンベロンと・・。まぁ、15%程度なんだから頼りは角度・・なのかもしれないがそれにしてもインチキクサイ。
そのために建築本体から別架台を持ちだして色々とトラブルを起こしている。見かけも醜い。
効率が悪いのが一目でわかるのに、それもお構いなしの設置状態を見るとうんざりする。
これが日本の環境政策か・・・と。
補助金をもらうのならせめてもう少し真面目にデザインしてほしいものだ。
自律している向日葵なら許せるが、青黒いパネルが同じ方向を見ているのは、持ち主・設置者・補助金行政他の粗末な環境意識が表に出ていて、どうにも気持ちが悪い。
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