2層型POD 青=ベッド ピンク=収納 黄=Study机・棚 |
ここ1・2年の間に、シェア(share=分ける,分配する、共有する)を、インターネット上では普通に行うようになって来た。
モノが情報だから気軽にshare出来るのも事実。だけど自分だけが持っていても仕方がない、あるいは役には立たない、あるいはホメラレタモノではない。
そんな事柄が沢山あることにみんな気がつき始めたような気がする。シェアするという事に慣れ、所有する事の執着が薄まりつつある時代なのだろう。
仕事でも、そのツールとして携帯やスマートフォンがかなりの範囲を占めると、会社なんてタダのマネージメントするだけの所だった事に気が付き、さほどアリガタクなくなる。逆にその分自分の領域はきちんと持っていなければならない。
その為に四六時中携帯を覗き込み、その補完に忙しいのだが、間違って自分の領域を確実にするのはshare数拡大だと勘違いする若い衆も多い。
そうやって、しどろもどろでいろんな表現で各個人アイディンティティの実現(確認?)をするためにみんな必死だ。
そういう意識の中で、住環境はどう変わっていくのかなぁ。
これを考えると最近はすぐPODが頭に浮かんでしまう。PODは豆の鞘と訳されているようだが、昔から最小単位の空間と解釈していた。どうやら間違ってもいないようだ。
右奥がPOD 8m×8mの住宅 |
8m×8mの平屋に配置した例。
天井高H=3.6m。
個体として私的に必要なものはこのPOD内部に収められる。各個人の所有物はPOD前の共有棚あるいはロフト。
シェアハウスが浸透しているが、更にそれを家庭に応用するとというテーマ。
キッチンと共有ロフト |
家族が犬っころのようにじゃれあって暮らせるのはせいぜい10年ほど。ここ30年ほどの日本の家づくりは、それを見過ごしてきたように思える。
少なくとも流行のシェアハウスの良いところは期待でき、何よりもコストが安い。環具としての家具POD。
街中POD HOTEL 背景MAPはHiromi Chiyozakiさんから |
POD HOTEL。ポケットパークなどで寝泊まりする。
ツリーハウスなのはセキュリティ、安全のため。ツリーハウス文化圏のニューギニアでなくとも、地上には魔物が住んでいる。90cm×180cm H180cm。
45度傾いているのは就寝時より快適に寝るため。もちろん身長1.8m以下であればそのまま眠れる。帰宅困難者・サテライトオフイス・ホームレス施設等。引きずって持って歩くことも出来るだろう。
とにかく街中でプライベート空間が必要な場合。
都会にはインターネットカフェなるものがあるらしいが、「場の感覚」はやはり自分がいる位置とその外部との位置の対比からなので、風景を遮断したブースはやはりちょっとつらい。
PODとカプセルとは僕の中では別物(他の解釈は知らない)。カプセルは保護目的だが、PODは位置を持っている。「自分の位置」はアイディンティティの最も重要な要素。それなしに暮らすのは自己喪失感が伴う。
携帯を覗き込まずにいられない症候群はそれ。多かれ少なかれ、いずれ皆その病に侵されていくのだろう。その時にこういうPODが同時進行していくのだろう、と思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿